ブチ抜く力 与沢翼【読書レビュー】

  • 2019年8月22日
  • 2021年4月29日
  • 建築本
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今回は与沢翼さんの【ブチ抜く力】についてレビューしたいと思います。

はじめに

僕が与沢さんについて知ったのは1年くらい前です。
正確には、昔TVに出ていた時に知っていたんですが、その時は正直なところあまり良い印象がなかったんです。
なんかギラギラしてるなと。。笑

ですが一年前にYouTubeを見たのをきっかけにイメージが180°変わりました。
個人的に【ゼロ】という本をきっかけに、堀江さんの印象がガラッと変わった経験がありまして、やっぱり人に対しても食わず嫌いはダメなんだな~ということを最近感じております。


僕たちがTV等で見る印象はその人のほんの一部しか切り取られていないのかも知れませんね。


元々は僕が起業について色々考えていた時期があり、その時与沢さんの動画を知ったのがきっかけです。
無一文になってから再度、75億の資産を築けるというのはビジネスの本質を十分理解できていないと無理だと思ったからです。


では、簡単に与沢さんの経歴を紹介ます。

1982年 埼玉県秩父市に生まれる
    中学時代めちゃヤンキー・集団リンチを受けて入院とか。。
    激しい青春。。笑
    高校は3日で退学、その後社会人として働くようになる
    ここで最初の企業の資本になる現金700万円を貯めます
2003年 9ヶ月の勉強で大検から早稲田大学に入学
2006年 Es Luxoure株式会社を設立、3年半で月商1億達成
    この会社はギャル男のための通販サイトです
    ちなみに学生時代にはビジネスプランコンテストで優勝経験
2011年  Es Luxoure社が4000万の負債を抱え倒産
2014年 シンガポール移住
2015年 シンガポールで投資家として活動
2016年 ドバイに移住 75億の資産を持つ


ざっくりこんな感じ。

なかなかハードな人生ですね。
ですが、2011年に経営破綻で2016年に75億円って。。
再起早すぎですよね。笑

目次
第一章 すべての根底にある大原則
第二章 人と群れるな。誰とも組まず、単独で突っ走れ!
第三章 勝負はチャンスが来る前から始まっている
第四章 一日一日を全力で。その積み重ねが大きな結果に繋がる!
第五章 情報収集も3週間。「一人突っ込み」を繰り返し、センターピンを掴まえろ!
第六章 これからの世界で起きる事を予測し、逆算して今から動こう!
 

一章


本書のタイトルでもある「ブチ抜く力」
これは与沢さんの成功法則であるようです。
それは「圧倒的なシングルタスク」ともいえます。
仕事上のシングルタスクが効率的であることは今は主流になってきていますが、この内容が与沢さんは私生活にも及んでいます。

例えば私が受験を志したときは彼女を切り、ケータイを解約し、友達とは8か月で一度も遊びませんでしたし、大学在学中に企業したときは授業を切り、
当然サークルにも入らず飲み会を絶ち、友達はほどんどいない環境の中で取り組みました。

本書より引用


このように一つの結果に対し、与沢さん自分の全てのリソースを捧げます。
それは家族との時間も確保できないほど。それによって時には貴重な機会を逃し、代償を払うことも払うこともあるそうです。


それほどまでに一つの事に集中するんです。


本書に「一つの事に魂を売る」という言葉が出てきます。
まさに憑りつかれたかのように一つのことにストイックになれることが与沢さんの成功につながっています。


また、この章では与沢さんのお金に対する価値観も紹介されています。
僕が感じていたようなギラギラした感じの印象が変わると思います。

私自身がお金を稼いできたのは「お金持ちになって、大切な家族や大好きな仲間と最高の環境で幸せに暮らしたい」というシンプルで単純な目標があったからです。
「自分の嫌な人とは関わらないで済む人生を手に入れる」という事です。

本書より引用

誰よりもお金の悩みから解放されたいー。
その意味では私は人一倍、お金が嫌いなのかもしれません。
ある意味、お金の事が一番嫌いだから、最初にお金を稼ぐ事に特化してきたのです。

本書より引用


私自身、与沢さんと同じように人間関係が面倒に感じるタイプで非常に共感できました。

二章

成功には群れない事が必要です。与沢さん自身も現在ほとんどの時間を妻子と過ごし家族以外の人と会う事はごく稀だそうです。
その理由が以下の通りです。

  • 自分と向き合う時間が持てる
  • 一人でやると、あらゆる物事のスピードが速くなる
  • 一人であればあるほど、本気が出る
  • 固定費がなくなり、常に余裕が持てる

「一人の時間」を持たない限り、新しいものを生み出し育てることができません。
周囲にいつも他人がいると、影響を受けたり邪魔されたり意識が散漫になったりで、自分の軸が定まらないのです。

本書より引用

「率先垂範」という言葉がありますが、たくさんの人に囲まれた人物が実際にこれをやっていくのはほとんど不可能です。
知らず知らずのうちに、周囲を頼る癖がついてしまうからです。

本書より引用


与沢さんは個人投資家ですので、この意思決定の時間というのは非常に重要な要素になるのでしょうし、会社という大人数を指揮していたからこそ、一人であることの強みを理解しているんでしょうな。

三章

この章は主に投資に関する部分です。
とは言え、内容は投資本のようなテクニックの話ではありません。


自分の頭で考えて、自分で決めろという内容です。


投資に関する章なので、投資を例に出しながら説明されていますが、勝負はチャンスが訪れる前から始まっているという主旨です。


今自由に使えるお金があった時に、その使い道をパッと思い浮かべられるかという質問をされています。
日ごろから調査をする準備が出来ている人間はここが決まっています。
投資の世界でも投資のチャンスは少なく、めったに訪れないそうなんです。
そのチャンスが来た時に、自信を持って目いっぱい張れるか、フルスイングで動けるかが超重要。

リップルという仮想通貨で14億円の利益を出した時も、仲の良い仮想通貨に詳しい友人が絶対にビットコインだと言っていたことを鵜呑みにせず、米国のリップルに1億3500万を投資し、23億にしています。
(その後半分の14億を利益確定)

このように自分の頭で熟考し、これで失敗しても悔いはないという意気込みで投資をした言います。
どんなに常識とされていることや、自分の先生とも言える人からの意見でもそのまま鵜呑みにせず、必ず自分の意思で投資対象を決定しています。


シンガポールやドバイの不動産を買うという行動も多くの人から、止められたようですが自分で考え現在の成功に至っています。(すげー)


4章はダイエットの話。笑
なので省略しますね。
ダイエットに関する考え方も非常にブチ抜いていますので、見ていて楽しいです。
こちらも見たい方はこちらから。

五章 六章

この章では与沢さんの情報収集の具体的なプロセスを解説されています。
3週間というリサーチ期間を設けて、1週間ごとにリサーチレベルを3段階に分けていくという方法のよう。(へー)
ここでも圧倒的にシングルタスク。
寝る時間以外はほとんど調査につぎ込むようです。
仮想通貨を勉強したときは1日19時間というから驚き。

1週間目は全体像を把握する。
登場プレイヤーをリサーチして業界の勢力図を把握するそう。イメージとしては、業界の人が誰しも知っているという情報をリサーチしていきます。

2週間目は推論を立てる。
この段階では先ほどの登場プレイヤーの強み・弱み・特徴を分析していきます。
終盤では分析を通じてどの会社が伸びるのか、来年はどこがトップを取るのかを予測していきま す。

3週目はセンターピンを設定する。
センターピンとはその投資や決断の本質となる部分です。
ボーリングのセンターピンのようにここを押さえておけば大きく外さないという重要なポイントだと思ってください。

そしてセンターピンが決定されたら、「なぜなら…」と説明できるレベルかどうかを自分でチェックしていきます。
自分の仮説に誤りや矛盾がないかひたすら自問自答をしてきます。【一人突っ込み】


自身が会社を経営していた時にベンチャーキャピタルから資金調達するときの「投資委員会」を参考にして編み出したのだとか。


ここで重要なのはセンターピンが間違っていることは多くあること。
自分が考えた意見をもう一度崩さないように、人は自分の意思決定の良い部分だけを見がちですよね。
この自分への甘い解釈が投資や意思決定を間違えさせてしまうのだと感じました。

設計でも応用できそうです!

まとめ


最後にまとめに書いてあったことで僕の琴線に触れた言葉を紹介します。

若い時代に無駄な事に時間を使っている場合ではありません。(中略)
そこで必要なのが、自分に合わないもの、ストレスになるもの、求めていないものを断定し、切り捨てていく作業です。
つまり、自分が求めている道で苦労するなら価値もありますが、自分が全く求めていない道で苦労しても意味がない、時間の無駄という事です。

本書より引用


ブチ抜く力とはある意味、自分に必要なものは何かを自ら考え、不要なものを捨てていくようなものかも知れませんね。

非常に勉強になりました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それでは!


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