【ハウスメーカー設計】僕が実践している仕事の優先順位

今回は、【僕が実践している仕事の優先順位】について解説していきます。
僕はこの優先順位を意識してから、仕事がかなり安定しました。

若手設計
毎日仕事に追われて、シンドいなぁ

って人に伝わればと思います。

ちなみに僕の優先順位はこちらです。

①お金の精算

  • お施主さんに金額を説明する
  • 受注書を作成する、郵送する
  • 損金処理・理由書などを書く

②申請に関わる内容

  • 確認申請の問い合わせに返答する
  • 確認申請以外の別申請があるかを確認する
  • 変更申告書・計画変更を提出する

③現場問い合わせ

  • 現場連絡
  • メールや問い合わせ

それでは早速いってみましょう~!!

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仕事が安定した要因

まずは【なんでこの優先順位にしているか】から説明しましょう。

僕の優先順位は、一般的にオススメされる仕事の順番とは違うかも知れません。

特に建設現場では【③の現場問い合わせが最優先!】という考えが主流です。

ですが、③ばかり対応していると
・自分の仕事が後回しになり、
・次物件の図面精度が下がり、
・結果的にまた現場対応に追われる

という悪いスパイラルに陥りがちです。

このことに気づいてから、意識的に自分がすべき仕事にフォーカスしてきました。

結果的に、以下のような効果があったと思います。

  • 時間がない焦り、何から手を付けたら?がなくなった
  • タスクそのものの時間ではなく、やり始めれるまでの時間を計算できるようになった(仕事はやり始めれば絶対終わる。)
  • やりべきタスクの順番を考えてると疲れる。がなくなった

それでは、詳しく解説していきます!

①お金の精算

ビジネスでは信頼がとっても大事です。

時間とお金にだらしない人は継続的な関係が結べません。

僕が仕事の成果にこだわるようになった理由は、この記事を参照ください。

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お施主さんからの信頼を失う

ハウスメーカーはお施主さんからお金をもらって、そこから自社の取り分を引いて、業者さんへお金を払います。

当たり前ですが、【お金の回収ができない=工事ができない】なので大問題です。

実は建築業界では、お金のトラブルがとても多いのです。

例えば、自分がお願いした工事だとしても、引き渡し直前に

おすけ
『じゃあ追加で100万也。』

って言われてたら誰だって嫌ですよね。

こんなカンジの【後出し見積もり】は建築業界の超王道のトラブルなのです。

お金に絡む問題は、お施主さんのクレームに繋がりやすいし、仮に回収できなかった場合、会社の承認・理由書など後戻りとても多い。

だからこそ、変更を受けたら、すぐに見積もりを提示して、最短で受注する。

当たり前のことだからこそ、早めに完結させなければいけません。

現場の混乱を招く

金額未回収は現場にも影響があります。

仕様書と金額が不整合だと、現場からの問い合わせも多くなりますし、当然間違いも多くなります。

仕事で信頼を勝ち取る一番簡単なテクニックは【人の時間を奪わないこと】。

問い合わせによって間違いを未然に防げたとしても、不要な確認作業を増やし、人の時間を奪うことになってしまいます。

だから受注によって金額の不整合を正し、現場が判断に迷う時間を極力減らすようにしています。

正しくお金を払うこと=現場からの信頼

昔の会社の偉い人がこう言っていました。

この偉い人はかつて職人から死ぬほど恐れられていた、キレキレ現場監督。

そのまま今は『もっと偉い人』になっています。

偉い人
『どんなに無理難題を言っても、最後に正しいお金を払うこと。これが絶対だ。』

職人さんにとって仕事や工期に振り回された挙げ句、お金も払ってくれない元請けの仕事はしたくありません。

お施主さんによっては仕事の難易度や工期は、どうしても現場に無理を言わないといけない場面もあります。
でも最後には仕事に対して正しいお金を払うことが現場からの信頼につながるのです。

②申請・許認可に関わるところ

これは【自分の資格を守るため】です。

僕らの仕事は会社員としては守られていますが、建築士としては独立しており、会社は守ってくれません。

例えば、僕が仕事でミスっちゃったときは

おすけ
『間違えました。えへへ。』

といって理由書を書けば、そのお金を会社が支払ってくれます。
これは一種の会社員の強みです。

しかし、違法建築を建てた場合、免許を剥奪されます。
建築士という免許に対するペナルティには会社は何もできないということです。

僕の価値観ですが、僕は一級建築士と今のノウハウがあれば、会社から解雇されても、ば何とか生きていけると思っています。

このように僕の人生のセーフティネットは【大手ハウスメーカー】ではなく、【一級建築士】だと思っているので、申請などの建築士として仕事をしている部分は優先順位が高いのです。

③人の手が止まるところ

最後が人の手が止まるところです。

繰り返しですが、ビジネスで人と良好な関係を築くコツは【人の時間を奪わないこと】です。

自分で仕事を止めていたという状況は、めちゃくちゃ批判される要因なので極力避けたいところ。

逆を言えば、①お金②申請は極力最速で終わらせて、③人の手が止まるところはいつ来ても早めに返せる環境にしておくことが大切です。

それでも、このあたりは1~2日位はゆとりがあるところなので、優先順位としては低め。

とは言え極力その日中に結論を出す、もしくはいつまでに解決するかを返答するようにしています。

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

これらを実践してから、仕事と精神面が安定したように思います。

仕事量以上にやるべき順番が決まっていることが心の安定につながるのだと思いました!!

以下関連記事です。

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それではまた次回!!

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