はじめに
こんにちは。おにまめです。
今回は
って若手設計のための記事です。
ハウスメーカー勤続10年目の僕が実践している【現場の職人さんとの付き合い方】について解説していきます。
僕がまだ若手だったころ、
ってマジで不思議だったんですが、今回解説するポイントを意識してからは現場の職人さんとかなり良好な関係を築けるようになりました。
中には自然とできちゃう素敵な人もいますが、僕のように人間関係をつくるのが苦手な人には有効な記事になると思います。
それでは早速いってみましょう~!!
名前を言って、大きい声で挨拶する
僕は現場にいうと
と言って現場に入ります。
『ハウスメーカーでは施工業者が毎回決まっているんだから、わざわざそんな挨拶をしなくても良いのでは?』と思うかも知れません。
建築あるあるなんですが、
・設計士は全然現場に来ない
・そのくせ偉そうだ
って思っている職人さんが少なからずいます。
ですがこのステレオタイプがあるからこそ、礼儀正しく名前を言って現場に来ていることをアピールすれば、ちょっとは【やる気がある若手】だと思ってもらえます。
現場は、やる気のある若手にめっぽう優しい。笑
さらに現場服で行くと、設計士であることすら気づかれないことすらあります。
職人さんからすると、設計士がいるなら納まりを直接聞きたいものなのです。
だからこそ、名前(職種)を言って現場に入ることはとても大切だと思います。
僕は経験済みですが現場での印象によって、仕事のしやすさが大きく変わります。
一度騙されたと思って実践してみてください。
職人さんの作業場に荷物を置かない
コレは僕が実際に、大工さんから面と向かって言われたことです。
建築業界の人ならすぐに分かると思いますが、大工さんって現場で石膏ボードを横に積んでいますよね。
あなたは、この石膏ボードの上に自分の荷物を置いていないでしょうか?
僕はコワモテの大工さんから
と言われ、背筋が凍りました。
もしかすると、先っちょから少し漏れていたかも知れません。
これはイメージ的には、『隣のクラスの転校生が、自分の机の上にでっけぇリュックサック置いてる』みたいなカンジです。(たとえ分かりづらくてすみません。)
と誰もが思うでしょう。
そういうことを僕はナチュラルにやってしまってました。笑
仕事の関係とは言え、このような【小さな無礼】から入った物件で、協力的に接してもらえるハズがありません。
どこかで僕は自分が設計した物件だから、『自分の現場』のように感じていたのだと思います。
とんだ勘違い転校生です。
まずはこういった現場への配慮、礼儀をきちんとすべきだと思います。
差し入れを持って、他の現場の相談をする
僕は現場に行くとき、【職人さん+自分の分の差し入れ】を持っていきます。
・狙い時は、11時半か15時。
・定番アイテムは【じゃがりこ】と【コーヒー】。
です。
コレは、仕事の目処がついて、ややダレてきたタイミングを狙ったものです。
あなたにもこんな経験はないでしょうか?
ちょっと自分の仕事で飽きてきたくらいのタイミングで後輩から相談を受けて、仕事やりたくないから、その軽い相談にガチで回答して自分の優越感を満たす行為(自慰休憩)を。
職人さんも体力仕事だから、なにかにつけて休みたいハズなんですよね。
だから、『しゃーねーなー』と言って休憩してもらえる時間を狙って、現場に行くようにしています。
そして、自分のコーヒーも買っていって、『別物件』の相談をするのです。
(注意:行った現場の相談ではありません。)
行った現場の相談だと、『現場始まる前に検討しとけよ』って思われるので、できれば着工前の別物件の方が良いと思います。
相談する職人さんが担当する今の現場の物件だと、楽な工事になるように言いくるめられてしまうことも防げます。(職人さんも楽したいハズなので)
このように、差し入れを持っていって、相談を聞いてもらうというのが僕がやった中で一番効果があったと思います。
是非試してみてください!!
まとめ
僕たち設計は、描いた図面をつくることはできません。
その点では、僕らは現場では無力に近い存在です。
職人さんと良好な関係を築き、自分の思い描く空間をつくってもらうことが良い建築をつくるには必要不可欠だと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
以下関連記事です。
こんにちは。おにまめです。ハウスメーカー設計士として働き始めて9年が経とうとしています。最近では仕事にも慣れ(遅いけど)、仕事が楽しいと感じる場面も増えてきました。以前の僕は・現場はトラブルまみれ・仕事での人間関係[…]
それではまた次回!!