【感想】吹き抜けのデメリットが予想と違った件。


こんにちは。
おにまめです。


僕の家には吹き抜けがあります。
(厳密に言えば平屋なので、小屋吹き抜けみたいな感じ)


吹き抜けによるデメリットは、設計の仕事をしていると必ず聞かれる質問でございまして、

おにまめ
はいはい、吹き抜けのデメリットはですね~

とほぼパターン化されて口から出てくるほど板についてきました。


デメリットも全て知ったうえで、吹き抜けを採用したつもりですが、 いざ住んでみると

おにまめ
おや。。想像してたのと違う

ということが出てきました。


やはり実際に建てて住んでみないと分からない事ってのがたくさんありますね。。


具体的には、以下の3点です。

・空調問題は全然気にならなかった
・意外と雨音がうるさい
・クロスのヒビが出やすいらしい


吹き抜けを検討している人は参考にしてみて下さい。


それでは早速行ってみましょうー!!

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空調問題は全然気にならなかった


吹き抜けの時に一番聞かれるのが、この【空調問題】です。

お施主さん
吹き抜けは良いと思っているけど寒いのとか、暑いのはちょっと。。

そんな声をよく耳にします。


これに対しては普段から

おにまめ
暖かい空気は上に行くので、冬場はちょっと寒いかも知れませんね~

なんて返答していましたが、ぶっちゃけこれに関しては全然気になりませんでした。

そもそも現代の住宅は、高気密高断熱でサッシの性能も良いので、 吹き抜けによる断熱の違いを身体で感じる事はなさそう。。


と言うよりも吹き抜けの有無による比較はできないので、僕はまぁこんなもんでしょってカンジになっています。笑
少なくとも、寒くて暑くて死にそうってカンジにはなっていないです。


覚悟してましたが、これは結構意外でしたね~。

意外と雨音がうるさい


これは完全にノーマークで、欠片も想像していなかったのですが、 意外と雨音がうるさかったです。

おにまめ
吹き抜けの上はすぐさま外部だから音を遮断するスペースがないよな~

としみじみ感じたところであります。

吹き抜けに繋がっている部屋は、当然音が漏れるものですが、 外部からの音も聞こえるというのは、好き嫌いが分かれそうです。


僕は個人的に雨音が嫌いではないので、さほど気にはなりませんが 気になる方だと大雨の日は気が狂うかも知れません。笑


そうなると寝室の上とかはどうなのかな~なんて今後の設計をするときの事を想像してしまいます。

クロスのヒビが出やすいらしい


これは、現場監督から聞いたのですが、吹き抜けってクロスのヒビが入りやすいところのようです。

吹き抜けという事は大きな空間であることが多く、 通常1.2Fにまたがって続いている空間ですから、この1.2Fの境目でヒビが入ってしまうという理屈のようです。


そしてヒビが入った時に簡単に補修できないのが、吹き抜けの悲しいところでして、 まぁ何とも現場泣かせの存在らしいのです。


まぁそんな事は【施主】である僕には知った事ではないですが、笑(社員としてはめっちゃ関係ある) とは言えクロスのヒビが入りやすいっていうのはちょっと怖いものです。

以前アフターの人間から聞きましたが、大きくヒビが入ってしまった吹き抜けを保証で全面やり替えたところ、またすぐにヒビがはいってしまったという恐ろしい話を聞いたこともあります。


こればかりは家の性能ではなく、吹き抜けのデメリットだと言えると思います。

まとめ


ここまで吹き抜けのデメリットを書き連ねてきた僕ですが、個人的には吹き抜けにして本当に良かったと思っています。


吹き抜けによる【空間の豊かさ】は、上記のデメリットを差し引いても余りあるものだと思います。


建築とは【空間を作ること】ですから、 平面的な空間に加え、上下の立体的な空間を作ることはとっても重要です。

これからは

お施主さん
デメリットをカバーしながら、吹き抜けをつくろうかな~

なんて言ってるお施主さんには声を大にして

おにまめ
No!甘っちょろいことを言ってはダメ!!

と答えたいと思います。


最終的にはお施主さんの判断によるところですが、
中途半端に扉とかを付けて解放感を損なうくらいなら、もぅいっそ吹き抜けを辞めた方が良いと思います。

そのくらい吹き抜けは解放感が命!!
デメリットも含めて、それでも愛する!
この気持ちが重要です!!


以上、吹き抜けのデメリットが予想と違った件でした。


以下関連記事です。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回!

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