【現役ハウスメーカー設計士から見た】リビング階段の良さ

こんにちは。おにまめです。

今回は住宅設計をしている僕から見た、【リビング階段の良いトコロ】をまとめていきたいと思います。
年に数回は提案していますが、否定的な人も多いのが、このリビング階段

おにまめ

全然アリだと思うんですけどね。

個人的には、一般的なメリット

お施主さん

『帰宅時に必ず子どもの顔が見れる!これで家族仲良し、サイコー』

ってのはどうでも良いと思ってまして。笑

むしろ、毎日子どもの顔が見れるってのは、どこか窮屈に感じてしまうタイプ。

だって、読者のみなさんも【誰とも会いたくない日】ってありませんか⁈笑
失恋した時とか。
めっちゃ仕事でやらかした日とか。

そんな経験があっても、親になると忘れちゃうんですよね。

おにまめ

大人になるって、そういうことかもね。笑

てことで、今回はそれ以外のメリットを紹介していきたいと思います!

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空調が逃げたところで、2階廊下まで

まず、【リビング階段を採用されない】1番の理由を潰しておかなければ、話が前に進みません。。

お施主さん

空調が逃げる! もったいない‼︎
めちゃくちゃMOTTAINAIだよ!

それも分かります。
ですが、

おにまめ

空調が逃げた先が2階廊下だけなら、逃げたところで大きな損失じゃないかな、、

と思っています。

2階に寝室と子供部屋があって、それぞれ扉がある間取りは結構一般的なので、該当する人も多いハズ。

あと、家が高断熱住宅なら、空調が効くまでに時間がかかったとしても、そのあと温度は一定に保たれます。

高断熱住宅って【魔法瓶】みたいなもので、時間がかかっても一度温めて(冷やして)しまえば温度は一定に保たれますからね。

だから、
厳選!リビング階段のデメリット5選!!
みたいな記事を鵜呑みにしてはダメなんです!

答えは、これです。
プランと断熱性能による。

吹き抜けのように扱える

リビング階段によるメリットは、階段とリビングがつながることです。

【階段=吹き抜け】ですから、リビング階段なら、おのずと【上下階のつながり=立体的な視線の抜け】が生まれます。

吹き抜けは贅沢ですが、絶対必要になる階段で【吹き抜けっぽい効果】が得られるなら、コスパ良いと思うんですよね。

このように家づくりでは、イメージだと受け入れられないことも、ひとつひとつ考えていく必要があるんですよね。

こんな感じでテレビ線についての考察も良ければご覧ください。

リビングが大きくなる⁈

ハウスメーカーは、こぞって

営業マン

『リビング〇〇帖ですよ、良いでしょう⁈』

と言ってきますが、リビングは【帖数】でなく、【抜け感】で評価すべきです。

僕たちは【窓から先の外部】や【抜け感】も含めて大きさを感じています。

だからリビング階段を取る
→階段面積がリビングに入ってるから物理的に広くなる
→上階が見えて、上下階の抜け感出る
→うむ、広い
となるハズ。

おにまめ

実は、小さい家にこそ有効な手法なんですな。

上からの光=トップライト的効果

階段の上に、大きめの窓を取るのも効果的。

階段からトップライトのような光が落ちてきます。

トップライトは個人的に超オススメのアイテム。

通常見ることのない、室内に落ちる上部からの光は、光の移ろいとともに非日常感を演出できます。

おにまめ

非日常からのラブソング。(めちゃくちゃダサい)

とにかく、リビング階段は、意外と良いんだぜって話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

それではまた次回!!

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