【伸頂通気管】はなぜいるのか!?


こんにちは。
おすけです。

質問者
伸頂通気管はなぜ必要なの?


という疑問に答えるための記事です。


低層が多い住宅レベルではあまり気にしない会社もあるようですが、きちんと設計していないと思わぬトラブルになりかねません。

【汚物系クレーム】は根が深いですからね。。笑
きちんと理解して設計しておきたいところです。


さらに、伸頂通気管はやり替えがしにくい部分。
汚物に頭を悩ませる事がないように予習しておきましょう!


それでは早速行ってみましょう!!

伸長通気管の役割

そもそも伸頂通気管の1番の役割は、【空気の逃げ道を作ってあげる】という点です。


一般的な現代の住宅では、汚水・雑排水は分かれて処理されています。
しかし複数の汚水同士・雑排水同士の配管は最終的にはつながって処理されています。


例えば1Fと2Fのトイレの汚水配管は1Fの床下付近で繋がっているという事になります。

おすけ
もうちょっとイメージしやすくなるよう例を挙げてみましょう。

配管とは、でっかいストローのようなものです。


このストローの先端が2つに分かれている事を想像してください。
そのストローで2つのジュースを飲むとどうなるでしょうか。。

当然、枝分かれした【どちらの先端からもジュースを吸うことができる】と思います。

例が適切だったかは置いておいて、笑
これが汚水で起こります。(恐怖)


つまり、片方の便器で水を流したら、もう片方の便器の水も引っ張られてしまうという事です。


これはストローのような、管内部が真空に近い状態の時に生じます。
その対策として、管の中に空気を入れてあげる(逃げ道をつくる)のが、本日の主役である伸頂通気管なのです。

封水が切れる


さて、では2Fに合わせて1Fの排水が引っ張られてしまう事にどのような問題があるのでしょうか。

その代表的なものが【封水が切れる】という現象です。


【封水】とはトイレの水が張ってあるアレです。
トラップと言われるS型の配管も封水を作るためのもの。

おすけ
水で蓋をして、下水からの臭いや虫の侵入を防いでくれている、陰キャラだけど大事なヤツなのです。


この封水が他の配管に引っ張られて、無くなってしまうと、
・下水からの猛烈な臭いがこみ上がってきて、
・下水から見た事ない虫が這い上がってきて、
トイレに行くたびに吐き気を催すこと必須です。


それはそれは居心地の悪いトイレになってしまいます。
と言うワケで、封水を守るために伸頂通気管は必要と言う事!!

音鳴りの問題


封水が切れなかったとしても、空気はどこからか逃げようとするものです。


適切な通気が取れていなかった場合、衛生機器の排水口から空気が逃げようとして、衛生機器付近で音鳴りがする事があるそうです。


僕はまだ、音鳴りがしている現場を実際に見た経験はないのですが、経験者曰く、ゴボゴボと音が鳴るらしいです。


こうなると、100%クレームになるレベルですよね。。笑


このようなケースになる事例では、そもそも伸頂通気管を計画していなかったりする物件でしょうから、結構大規模なやり直し工事をする必要が出てきそうです。

おすけ
うむ、恐ろしい。

まとめ


さて今回は意外とプランで見落としがちな伸頂通気管が何故必要なのかというお話でした。


ハウスメーカーでも昔の物件で、音鳴りなどのクレームが発生して事があります。。


なかなかハードな問題です。


ぶっちゃけ僕たち設計も配管に関する知識が乏しい事は否めません。。
PSの計画とか後回しにしちゃう事もあるのですが、初期段階から充分考える必要があると言う事ですね!


以下関連記事です。
僕が経験したトラブル系記事です。笑


最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回!!

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