【現役ハウスメーカー設計士が語る】住宅における意外と『後からどうにもできない事』

こんにちは。おにまめです。

今日は建築工事における【後からではどうにもならない事】について解説していきます。

と言うのもここ最近、
昔建てた展示場をアップグレードしようって動きががあるんですが、これが意外と超大変なんですよね。。

内容はインターネットとコンセントを追加するだけなんですが、なかなか難航してます。

というのも、追加で工事をするっては、今施されている設備で何とか対応しないといけないですよね。。

そのくせ、天井裏の配線をつなぐためにクロスを剥がしたりとか、石膏ボードをやり直したりなど意外と大掛かりな工事になります。

こんな感じで、建築工事には【後からでは結構変更しずらいもの】が多々ありますので、紹介していきたいと思います。

それでは早速行ってみましょうー!!

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コンセント・スイッチ

僕がお客さんから言われてNo.1で辛いことが、

お施主さん
『このコンセント位置悪いから移動してほしい!』

です。

お客さんの目からすればコンセントを1つ移動することなんて、造作もないことだと感じるでしょうが、これがめちゃくちゃ大変なんです。

イメージしてください。

・クロスを破り、
・石膏ボードに新たなコンセントボックス用の穴を開け、
更に、
・もともとあったコンセントボックスの穴を埋めなければなりません。。

で、結局そんなメンドクサイ仕事してられないので、石膏ボード全部張り替えるんです。泣

おにまめ
意外とコンセント・スイッチは後から移動できないんですな~。

カーポート

同様にカーポートも後から付けたいとなると結構大変。。

・カーポートの柱に水道配管が絡んでたり、
・照明追加が必要だったり、
・建ぺい率に全然余裕なかったり、

など後から追加するにはかなりの【手間とお金】がかかる工事です。

このように後から追加しようと思っていることや、
住み始めてから考えているような要望でも、きちんと設計士に伝えたほうがいいと思います。

最悪の場合、対応できないこともありますからね。

結局言いたい事は、初期段階から割と細部まで考えておいた方が良いよってこと。

なにより辛いのが、
お客さんも言わなければならない認識もなく、
僕たち設計者も予想できない場合、

お互いにとって大きな手間とお金がかかると言うことです。

まとめ

お客様が思っている相場観と実際の建築費用に大きな隔たりがあるのが、これら【配線と配管】です。

配線と配管は大工工事よりも先にやる工事ですから、
配線配管より後工事に当たる、壁天井は壊さないと配線配管を手直しできません。

おにまめ
つまり、工事の前半に行われる工事の方が手直しが大変だと言うことです。

以外にも、クロス工事や造作工事の方が手直しは簡単だったりします。

実は工事の順番がとても大事だということを覚えて頂けるとありがたいです。

今住宅を検討している方がいたら工事の順番を考え、施主の目からも図面をチェックしてくださいね。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた次回!!

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