エアコン位置の注意点【ショートサーキットや失敗談】

今回は、エアコン位置に関する注意点です。

室内機・室外機がうまく設計出来ていないと、全然エアコンが効かないなんてこともあったりします。
しかも後から位置変更がなかなかできないのが、エアコンの悲しいところ。。


エアコン位置はお客さんもあまり気にしていないケースも多く、設置後にトラブルが起きてしまったこともあるので、設計するにあたり日頃から注意している点であります。

ショートサーキット

エアコン問題の代表格が【ショートサーキット】ですよね。


ショートサーキットの仕組みはとても簡単で、ざっくり言うと【エアコンの運転制御機能の誤作動】です。

エアコンは温度センサーが一定以下(以上)を感知したときに「室内の空調が効いた」と判断して運転を制御してくれます。
この温度センサーはエアコンの噴出し口付近にあるため、何らかの障害物により吐き出したばかりの冷たい(暖かい)空気が滞留してしまうと温度センサーが誤作動を起こしてしまいます。

まぁ最近のエアコンは非常に賢いですよね。
人や熱を感知して、部屋の中の暑い部分と寒い部分を識別してくれています。


夏であれば、暑い部分にはより冷房が行き届くようにして、十分に部屋が冷えていれば運転を自動的に制御してくれます。
現在ではどこのメーカーでもほぼ基本性能として搭載されています。


しかしエアコンが飛び出ているのは結構見栄えが悪いもの。。
何せエアコンの内機はダサい。笑

※最近はダイキンさんでリソラというシリーズが出て、少し見栄えが良くなりました。(だけど、LDKとかで使いたいような高性能の機能はなかったり、容量が小さかったりとまだまだ発展途上と言ったところ。。)


だからエアコン内機の前にエアコンルーバーを設置したり、エアコン内機を壁の中に少し埋めるように設置したいという要望が出てきました。
この流れによりショートサーキットが発生しやすくなってきたのでしょう。

ちなみに、これは室外機でも同様のことが起こります。
室外機でも熱い空気を排出して、新鮮な空気を取り込んでいます。
しかしながら、ここでも排出したばかりの空気を熱センサーが感知するとオーバーヒートしていると室外機が勘違いして運転を強制終了させてしまうのです。

例えば狭小地で近くに室外機以上の高さのコンクリートブロックがある場合なんかは、ショートサーキットが起きてしまう可能性が高いです。

エアコンのフラップの大きさ

これも僕が実際にミスしたことがある内容です。
収納の上にエアコンを付けようと試みた案件です。収納を2000mmまでにして、上部の450mmでエアコンを取り付けました。


現場にいって「良い感じになったなぁ」なんてニンマリしていたのも束の間、一気に青ざめました。笑
エアコンを作動した時に、エアコンのフラップがめちゃくちゃ下りてくるんですよ。。


こんなにフラップってデカいの!?って思いましたが、侮るなかれ。
日々エアコンも進化しております。。笑
最近はフラップが大きくなってきているようです。


思いっきり収納の扉と干渉していました。
もちろんフラップが下りてくるのは作動しているときだけですが、夏場はほとんどずっと付けているようなものですし、お客さんに説明して直しました。


苦い思い出です。

室外機は隣家に配慮を

これは、近隣クレームとして受けたことがあります。
分譲地での設計で、室外機の位置を隣家の窓の前にしていたことが原因です。


隣家が腰高窓だったため、室外機は見えないだろうと思って設置しましたが、ダメでした。笑
何故、窓に向かって室外機を向けるのか、配慮が足りないと隣家の方から指摘を受けてしまいました。

基本的には建築は後から建てた人が配慮するというのが大前提ですよね。。
反省しました。。


他にも、僕の実例ではないですが、室外機の前に隣家の植栽があったというケースも聞いたことがあります。


イメージしていただけると分かると思いますが、植栽に毎朝毎晩、熱風を当て続けたらさすがに枯れますよね。。笑
このように施主様のご近所関係を悪化させかねないのが、意外にも室外機なんですよね。。


これ以降、分譲地の設計をするときは隣家をかなり意識するようになりました。
特定の方向に室外機を固めすぎないようにしていますし、窓やプランによってはお客さんに説明して多少遠くなったとしても室外機を移動するようにしています。

まとめ

以上のように室外機の位置は、僕たち設計士を悩ませます。


日々エアコンの形状や機能もアップデートされており、改めて僕たち設計は【最新の家電事情】も知っておかないといけないんだと認識しました。
一人前の設計士への道は険しいです。笑


僕の実例ミスにより一人でもエアコンで涙を流す設計士が減れば良いなと思って、記事にしました。

近隣トラブルに関する内容で民法にもついてもまとめましたので、良かったら覗いてください。


最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。

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