こんにちは。おにまめです。
今回は基本中の基本、初歩中の初歩である
【鉄と鋼は何が違うのか?】【ステンレスとは何か?】
についての知識を仕入れましたので、皆さまに報告です。
多分社会人一年目くらい向けの記事になりそうです。(これを知らなかった僕は現在8年目)
建築分野では鋼製○○という部材がたくさんありますが、そもそも「鋼って何⁉」とふと疑問が湧きました。
色々調べてやっとわかったのですが、ぶっちゃけ僕も今まであまり分かっていませんでした。
僕は正直に知らなかったことをこの【誰も知らないブログ】でカミングアウトしますが、きっと皆さまの周りにいる建築士でもこの違いを知らない人が居るはずです。
まぁ、これ知ってても建築士としてはあまり意味ないかも知れませんが、それでも知識は武器。
知らないより知っていた方が良いでしょうって事で今回は解説していきたいと思います。
明日、上司にでもこの質問をしてみて下さい。
と。
もし知ってたら、たぶんこのブログの隠れ読者です。
それでは早速行ってみましょう!!
鉄なんて、ほとんど流通していない!
まず結論ですが、鉄というのは世の中にほとんど出回っていないです。
僕たちが【鉄】だと認識しているのはほぼ【鋼】らしいです。(衝撃!!)
この違いは炭素量の違いらしく、炭素量が
・0.02%未満・・・鉄
・0.02~2%程度・・・鋼
・それ以上・・・鋳鉄
という区別らしいのです。
この区分からも【鉄】が、いかに狭い範囲の定義かという事が分かって頂けたかと思います。
たまにお施主さんの中に【素材】について詳しく聞いてくる方もみえたりしますが、これはきっと我々設計を試しているのでしょう。。笑
間違っても「鉄です。」などと言ってはいけないんですね。。
ステンレスとは
僕たちに馴染みが多いステンレスですが、これは先ほどの【鋼】に属する素材の事です。
【ステンレス鋼】と言うのが正式名称のようです。
ステンレス鋼とはクロムやニッケルを含有した鋼の事です。
ご存じの通りさびにくい特徴を持ちます。
中でも建築業界でお目にかかるものと言えば【SUS304】という規格。(サスと呼びます。)
こちらはクロムとニッケルを含有させたもので【オーステナイト系ステンレス】というらしいです。。(マジ難解)
この【SUS304】は別名【18-8ステンレス】と言われていてステンレス界ではマジで神のような存在のようです。
簡単に言うと、耐食性、耐久性、加工のしやすさなどで非常に秀でた性能を持っています。
アーティストに例えるならば、桑田佳祐率いるサザンオールスターズでございます。
色々調べていて思ったのが、とりあえず建設業界に生きる僕らはこの【SUS304】だけ覚えておけば良さそうです。
ステンレスでも錆びる
ここで僕たち設計が注意しないといけない点は【ステンレスでも錆びる】という事。
ステンレスは錆びにくい特徴があるものの、全く錆びない素材ではないようです。
この話を教えてくれたのが僕のお義兄さん。(ゴリゴリのゴリ理系)
機械関係の仕事をされており【素材】が専門のようです。
そのお義兄さんがおっしゃっていた話です。
たまに製品に対してこのようなクレームが届くそうです。
といった調子らしいです。
こんな時お義兄さんは、「この人分かってないんだな」 っ て思うそうです。。笑
これは危ない。。
僕はステンレスとは錆びないものだと思いっきり信じていたので、これを機会に考えを改めないといけないと思いました。
お施主さんにもきちんと説明をする必要がありそうです。
ステンレスだからって、全くノーメンテではいけないのですね。。
今後キッチンとかを提案するときに、しっかり説明していこうと思いました!!
まとめ
設計者とは多くの事を求められる職業だと思っています。例えば、
・デザインセンス
・構造・設備・法規の知識
・素材に対する知識
・使い勝手などのソフト面
・メンテナンス方法
などなど
その中でも【素材】の事はと結構知っているつもりだったので、スルーしていましたがまだまだ知らない事だらけですね。。
これからも日々勉強していこうと思いました。
以下関連記事です。
僕が浄化槽でトラブった時のお話です。
このトラブルで浄化槽の基本を学べました。
ミルシートについても超ざっくり解説しました。
(ブログ始めたてだったので見づらいですが、良かったらどうぞ)
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回。