SNSによって打合せの仕方が変わってきた話

こんにちは。
おにまめです。

最近のお施主さんは【インスタグラム】や【ピンタレスト】をフル活用されています。

今回はこれらSNSによる、いいトコ悪いトコを説明したいと思います。

少なくとも僕たちの仕事が、SNSの成熟によって変化してきています。
この流れに気がつかないと、取り残されてしまいそうですからね!

今後の変化についても考察していきたいと思います。

それでは早速行ってみましょー!!

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SNS無しでは打合せが進まない

主に、20代後半から30代前半くらいのお施主さんは必ずハウスメーカーのインスタグラムをチェックしています。

【チェックしない人はいない】と言っても嘘ではないと思います。

これは僕も驚きだったんですが、
最近ではハウスメーカーの名前や選定したタイルやクロスの品番を公開した上で、とっても素敵な生活を発信されている【プロ施主】がいます。笑

しかもめちゃくちゃ良い暮らしなんですよね。
設計士の僕も憧れちゃうような素敵な暮らしです。

こんな生活をみたら、そりゃー誰もが参考にします。

で、ここからが本題ですが、
現在では打合せのインスタグラムやピンタレストが中心です。
お施主さんと僕が、無言でインスタを貪り見るなんて事もあります。。笑

この光景が良いか悪いかは置いておいて、大きく変わったなと思うのは、提案した案に対して【まずはSNSで調べる】ということですね。

調べた上で
・事例があって、雰囲気が良ければ採用となりますし、
・事例がなければ採用されないことが多いです。

だから今や僕たち設計士よりもSNSのプロ施主の方が【説得力】を持っているとも言えます

以前はこの傾向に少し抵抗を持っていたんですが、最近では慣れてきました。

なぜならば僕がどれだけ抗ってもこのSNS時代は絶対に覆らないですし、
ポジティブに捉えればお施主さんの目も肥えて、より良い住まいが一般の人にもイメージしやすくなったとも考えられるからです。

よくよく考えれば、今までブラックボックスだった【他人の生活】が見れるようになってきたワケですよね。

お施主さんの目が肥えた分、期待に応えることは大変になりましたが、逆にすごいぶっ飛んだ要望(お施主さん1人で捻り出した珍案)は少なくなってきたと感じます。

おにまめ
それはそれで寂しい気もします。笑

お施主さんの見るポイントが変わってきた

以前まではよく聞かれる項目として、
・畳数
・建坪
・使い方
・メンテナンスの仕方

が多かったように思います。

しかし現在は上記の内容よりも
・タイル
・クロス
・床見切り
・幅木

など細かいアイテムの質感やディテールを聞かれる事が多くなってきた印象です。

特に、メンテナンス方法はインスタグラマーさん達が、めちゃくちゃ丁寧に解説してくれていますからね!

おにまめ

マジで感謝です。


打合せのスタイルも変わってきている気がします。

インスタの写真などで目星をつけて、写真では補完できない【質感】や【実際の大きさ感】を確認するような打合せになってきているカンジですね。

今まで幅木がどうこうと言われるお施主さんは少なかったのですが、最近はよく質問をされます。
お施主さんが見るべきポイントがディテール寄りになってきたとも言えますね。

おにまめ
初回打合せから幅木の話されるとゾクゾクしますね。笑

ウソつけない笑

当然ながら、インスタグラマーは会社の人間ではないのでめっちゃ正直です。

あの人たちは本当に本当の事を言っています。笑

だから人によって多少異なる【値引き】はバレますし、
営業マンがよく使う【おトク感】作戦が使えません。笑

これらの小手先が使えなくなるのは、お施主さん目線で見れば喜ばしい事ですね。

しかし、僕の会社は全国に支店がある割と大きい会社で、支店が違えばルールや価格も違うのが一般的です。

各支店のメーカーとの【お付き合いの濃さ】で価格は結構変わります。。

つまり、ウソも付けないんですが、
価格を合わせることもできないというお話になります。。

サービスも同様です。

良かれと思ってサービスでやってあげた事が見る人にとっては【ひいき】になり、公になれば当然それが【当たり前】になっちゃいますね。

【一回限りの特別対応】が全員に知れ渡る感じです。笑

まぁ情報がよりオープンになってきているということなんでしょうな。
オープンな世界になってきたって事で前向きに捉えてます。

まとめ

僕個人的には、このSNSの流れには賛成です。

今までセンスの良い人たちだけが持っていた【感性】や【センス】の部分を無料公開してくれている事なので、この波に乗らない手はありません。

僕たち設計士もこれら情報をきちんと手に入れていかないと、お施主さんの方が詳しいなんて事にもなり得そうですね。。

気を引き締めて頑張りたいと思います。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それではまた次回!!

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