はじめに
こんにちは。おにまめです。
今回は、【水道引き込みと分筆・分割の関係】について解説していきます。
これは先日、実際に僕の身に降りかかったトラブル事例です。
いや〜トラブルから学ぶことは多いですね。
できればない方が良いんですが。。
失敗は最高の学び!!(自分に言い聞かせるように)
それでは早速行ってみましょう〜!!
1(イチ)敷地に1(イチ)水道引き込みが原則
まずは水道引き込みの大原則を覚えてください。
【1敷地に1引き込み】です。
詳しい説明の前に【分筆】と【分割】について補足しておきましょう。
どちらも大きな敷地を分ける行為ですが、登記簿上で分けることを【分筆】といい、建築士が法律をもとに、机上で分けることを【分割】といいます。
【分筆】をすると敷地は2つに分かれます(別の敷地として地番が与えられる)が、【分割】であれば敷地は1つのままです。
つまり、
【分筆】なら【2敷地】なので、水道メーターが2つ必要、
【分割】の場合は【1敷地】なので、水道メーターが1つ
となります。
ことの経緯
では、僕のトラブルについて整理していきましょう。
母屋がある大きな敷地の一角に、息子さんが新築を建てる計画です。
今回は母屋の図面もあり、法的な判断ができるため【分割】にて進めました。
問題はここから。
先ほどの原則を思い出してください。
【分割】の場合は水道メーターは1つが原則ですが、僕は新規で水道を引き込む計画をしてました。(あちゃー)
もちろん、母屋でひとつ引き込みをしているため、新たに追加で引き込むことは出来ません。
意気揚々と着工に向けて施工図面を作っていたら、
水道屋から
『メーター新設できませんよ~ww』
って言われて、
えっ!?
ってなって、
ウソっ⁈ ヤバっ!!
ってなった後、お施主さんに
マジでごめんなさい。
と説明に言ったという三段論法でございます。
詳しく解説していきます。
新規引き込みができないと何が問題なのか
では、新規引き込みができないと何が問題なのでしょうか?
新規引き込みができないと、既存のメーターから延長工事が必要になります。
まずその費用が掛かるということは無視できない大問題です。
なかなか、着工直前に追加費用はもらいにくいものです。
さらに、延長工事をしようとしたら、母屋のメーター周りには、それはそれは綺麗なインターロッキングがしっかり施工されていました。
この綺麗なインターロッキングをぶっ壊さないと水道管延長できないんですね~。(鬼)
これを説明するのは至難の業。
営業マンの助けももらいながら、何とか説明できました。
ハードな交渉でした。。
このように【分割】の場合の多くは、同一敷地内に母屋があって、水道管まわりを外構で綺麗に仕上げられているケースが多いです。
母屋から延長工事ができないケースもあり得ますので、不幸中の幸いでございました。
ラッキーボーイ!!(自分に言い聞かせるように)
まとめ
今回は水道工事についてのトラブルでした。
ほんとうにハウスメーカー設計は知識がないと余計な仕事が増えます。
皆さんはこのブログを見て、こんなハードな交渉をしなくても良いように事前に防いでもらえたらと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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それではまた次回!!