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こんにちは。おにまめです。
今回は、勾配天井のときの排煙計算についてお話しします。
【排煙計算】が分からない人は、こちらの記事を参考にしてください。
復習になりますが、住宅における排煙計算では
①階数が2以上で200㎡を超えるかどうか
②超えた場合、1/50開口が取れているかどうか(排煙上無窓かどうか)
のチェックが必要です。
その中で➁の1/50開口では、
天井から80センチ以下はカウントせず、それより以上の窓面積が居室床面積の1/50を超えているかどうか
というチェックでしたね。
だけど、
部屋が【勾配天井】だったらどこを基準に80センチ以下とするかわからなくなりますよね。。
今回は勾配天井のときの排煙計算時について解説していきます。
平均天井高さを検証
平均天井高さの算出は色々な場面で利用できる【建築における平均の出し方】を学んでおけばオッケーです。
建築基準法上では、
・居室は【平均天井高さ】が2.1m以上でならなかったり、
・斜線制限は【平均地盤面】から算出したり、
なにかと【平均値】を利用しています。
平均という言葉は分かるけど、どうやって算出するかはあんまりピンと来ませんよね!?
まずは建築における【平均高さ】考え方から解説していきましょう~!
平均値の概念
まずは、面積ってどうやって計算するでしょうか?
面積とは底辺×高さ
ですね。
今回のように高さが均一でない場合は、この計算から逆算して平均高さを出します。
面積=底辺×高さ なので
高さ=面積/底辺
ですよね⁉
仮に、こんな形の部屋があったとしましょう。
床は3m×3mの正方形で天井は3mと2mの部分があり、勾配天井になっています。
この場合、まずは4面の面積をそれぞれ求めていきます。
①天井高が3mの部分・・・3m×3m=9㎡
➁傾斜天井の台形の面×2面・・・(2m+3m)×3m÷2×2面=15㎡ 【台形の面積(上底+下底)×高さ÷2】
③天井高が2mの部分・・・3m×2m=6㎡
これら①~③を足して30㎡(面積なので㎡)ですね。
底辺の長さは3m×4面分で12m(長さなのでm)です。
先ほど式に当てはめると
30÷12=2.5mが平均天井高さ
となります。
と意外と簡単に計算ができます。
まとめ
以上のプロセスを辿って、【平均天井高さ】を求めます。
排煙計算を全く理解してなくて痛い目にあった僕ですが、同じような間違いをまたやらかしてしましました。笑
急いで、排煙計算しようと思ったら、
となって固まりました。
今回、また新たな学びを得たという事でポジティブにとらえておこうと思います。
ちなみに、
基本的な考え方は同じですね!
最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。