【ハウスメーカー設計】設計の仕事はツライが、仕事は出来なくても大丈夫


7月が終わりました。
と言うか やっと終わったってカンジ。。


7月は引き渡しが多くて、かなりバタバタとしてしまいました。


この仕事をしていると毎年、決算期【引き渡しが集中する時期】になると、次々と問題が発生して、結構な確率でブルーな気持ちになります。


もはや恒例行事と言っても良いレベル。


今回は、まさに今の自分を救うための記事です。
そして僕と同じようなネガティブシンキングの設計者に届くと良いなと思っています。


それでは早速行ってみましょう!!

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忙しい時期と問題が起こる時期がズレている


これは建築業界の悲しい運命ですが、大体問題というのは引き渡し直前に起こるものです。。


というか、施主様より
「イメージと違う!!」と言い放たれるのが、大体この辺り。。笑


ほとんど建物ができあがって目視で確認ができるようになってからです。
例えば、コンセントの位置が気に入らないとか、クロスが違うとか、使い勝手が悪いとか、色々です。


でもって、引き渡しまで時間がないので大急ぎでその問題解決に取り組むというワケです。


今年は3月4月が忙しかったので、その忙しい期間に作成した図面の不備が7月引き渡し前に次々と発覚し、バタバタしてしまいました。

建築業界では忙しい時期と実際に問題が起こる時期がズレているんですよね。。


これも設計という職業の大きな特徴かなと思っています。

仕事が出来なくても、前向きな仕事ができるように


次から次へと問題が起こる状況というのは、なかなか耐え難いものです。


この前なんて、
大きな問題が起きて意気消沈している間に、更なる大きな問題が2つ発生しました。笑

そんな時は、さすがに心が折れてしまいます。
【仕事がツライ】と感じてしまうタイミングですよね。。


特に僕は元々ネガティブシンキングなので、
心の中で「やっぱ仕事向いてないな。。」とか考えてしまいます。


しかし!!
この問題に僕はある解決策を見つけました。

それは、自分の仕事の目的を
「生産性を下げないこと」に変更することです。


何言ってんの⁉って思ったそこのマダム。。
気持ちは分かります。
分かりますが、もう少しだけ僕の話に付き合ってください。


「後ろ向きの仕事」というような言葉があるように、
クレーム処理や起きてしまった問題の解決に当たっているときは、仕事に対してなかなか意味を見出せません。

おにまめ
もちろん、全く楽しくない。。笑


しかも、建設業はクレーム産業です。
些細な内容から大きな内容まで、あらゆる問題が日々発生すると新たな物件にチェレンジする意欲も薄れます。


仕事は基本的に【前向きに進んでいるとき】が楽しいと思えるものですから、頑張って作った図面が原因でクレームが発生してしまうと、ネガティブに支配されて気持ちが下がり続けます。


そこで、僕は考え方をシフトしました。


先ほどの問題点を踏まえ、


「問題が起きている状況でも、仕事が前向きに進んでいるという目標設定」すれば良いのではないかと。。


例えば、今までの僕はこんな感じです。

  • 【仕事の目標】
    ・施主様と良好な関係を築きたい
    ・良い建物を作りたい
    ・純粋なモノづくりの時間を増やしたい

これに対して、クレームはこの目標とめちゃくちゃ正反対です。笑
自分の目標と現実が真逆なので、精神的なダメージがデカい。
と、まぁそういう理屈です。


一方で、最近の僕はこんな感じです。

  • 【仕事の目標】
    ・仕事の生産性を下げない事


この一点です。

要するに、毎日同じくらいの作業量をこなすことに注力しています。


この目標であれば仕事におけるどんな状況でも、達成できる条件下にあります。


クレーム処理も大切な仕事です。
問題解決という仕事をスピード感を持って処理していくという感じです。


これって設計者としてどうなのよ⁉って思われるかも知れませんが、僕はマジです。大マジ。


もちろん今後徐々に仕事ができるようになって、より精度の高い仕事ができるようになってから、大きな目標を再設定していこうかと思っています。
だけどまずはこの目標に設定しました。

最後に


人生にはフェーズがありますから、すべてを同時に手に入れるほどの大きな変化はなかなか難しいものです。

建築という分野は奥が深いからこそ楽しいものですが、それゆえに自分や施主様が納得できるほどの設計者になるまでには時間がかかります。


その前に設計という仕事がイヤになってしまう人が、僕の周りを見ても結構多いような気がしています。


世間には僕のようなネガティブな設計者もきっとたくさん居ると思っています。
特にハウスメーカー設計とかには、割とこんな思いをしている人が多いような気がします。


だからこそ、ネガティブな気持ちから抜け出せず、設計を辞めたいと思っている人にこの記事が届けばいいな~と思って書いてみました。

ネガティブは生産性が下がらなければ才能です。


ネガティブはまさに弱みとして捉えられがちですが、あらゆる問題点を事前に思い至るので、設計者としては優秀なハズです。
ですが、ネガティブによって生産性が下がるとそれは弱みになります。


まさに今までの僕がこれ。。
生産性下がりまくり。
気持ち落ち込みまくり。
だけど身体だけは超健康。みたいな。笑


個人的には今回の気づきで、人生が少しは良い方向に動いたのではないかと思っています。


今回の記事は建設業という荒波を生きていくために、弱者である僕が見つけた小さなテクニックだと思って頂ければと思います。

https://kentikuhon.com/architectural-learning06/


今日は簡単にこのくらいにします。
それではまた次回!!

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