【設計士向け】設計打ち合わせを少なくするには?

こんにちは。
おすけです。

今回はハウスメーカー設計で打ち合わせを少なくするためのコツをお伝えします。

ハウスメーカー設計の土日は超多忙です。
土日は打ち合わせではだいたい 2、3件ずつ打ち合わせが入ります。。

2,3件と聞くと、

読者
2.3件ならイケそうじゃない!?

と思われるかも知れませんが、家の詳細打合せを1日3件もやると、明日を生きる希望を失うほど疲れます。

打ち合わせのタイムスケジュールは、ざっとこんな感じ。
①10:00〜12:30
②14:00〜16:30
③17:00〜19:30

本当に忙しくなるとさらに20:00くらいからもう1件打ち合わせが入ったりします。 (超ハードです。)

ハウスメーカー設計は施工図まで描きますので、打合せばかりやっていると肝心の図面作業がおろそかになります。

打ち合わせが詰まりすぎて、詰む。。といった状況になるのは避けなければいけません。

おすけ
このバランスが大切。

それでは早速行ってみましょう~!!

打ち合わせ回数を減らすには?

僕はこの仕事を始めてから10年間考え続けました。

設計打ち合わせの回数を減らすにはどうしたら良いのか?

【住宅設計】というのはお施主さんの悩みにとことん付き合う仕事と言っても良いかも知れません。
そのくらい夢のマイホームを考えることはビッグイベントです。

ですが、どれだけ打ち合わせを重ねても悩みを完全に消すことは不可能。
仕事上リミットもあります。

さらに住宅は決める項目がたくさんあるので、全てじっくり悩んでいては家づくりが進んで行きません。

そこで打ち合わせの回数を減らしながら、なおかつ施主様の満足度も上げる方法を考えました。
いえ、考えても分からなかったので、仕事ができる同期や先輩に聞いて回りました。笑

そこで聞いたこと&自分で考えたことをを紹介します。

これは仕事ができる人にとっては当たり前すぎる話ですが、僕のように悩んでいる人に向けて書きましたのでお許しください!!

ハウスメーカー設計が楽しく働くためのルールもまとめています。

圧倒的な提案スタイル

この悩みにぶつかっていた時にふと思いました。

少し話は逸れますが、
建築家もハウスメーカーと同じような要望を受けているハズなのに、なぜ作風が保たれるのか】という疑問です。

もちろん建築家の作風に惚れ込んで設計依頼をしているので 、ある程度は作風を押し出すことはできるのでしょうが、それを差し引いても僕には理解ができませんでした。

そこで思ったのが、建築家には必ず提案があるということです。
もちろん僕の憶測ではありますが、提案をしない建築家なんて、ただのおじさんです。笑

おすけ
絶対に提案主導の打合せしてるハズ!!

提案ベースで打ち合わせをすれば、その中のいくつかは採用してもらえて、自分の思うカタチで決定してもらえます。

つまり、提案が受け入れられれば、細かい擦り合わせをせずとも

お施主さん
『じゃあ、それで』

の一言で打ち合わせを終わらせることが出来ると思ったのです。

逆に僕は漠然と

おすけ
何か間取りで気になることはありますか?

と言って、打ち合わせをスタートしていました。

そう聞かれたお施主さんは、その時に不満点をひねり出そうとします

すると、
大きな計画から(ゾーニングや配置、外構など)細かい詳細(窓枠などの詳細納まり)まで、方向性のない話になってしまい無駄に時間がかかってしまいます。
そうこれは、お施主さんが不満点を作り出す言葉なんです。

考えてみて下さい。
街中で、

インタビュー
『最近、嫌な事あったでしょ?』

って聞かれたら、

回答者
『アッ!そういえば、昨日うんち踏んでしまいまして~』

ってなりますよね。笑

そういう話の切り出し方をしてしまうと、話がまとまりにくいというです。

だからプランに対する不満の有無に関わらず、ガンガン提案してしまうのが良いのではないかと思います。

不満点に対して改善するのではなく、打ち合わせ前からすでに自分の中では最善解を決めておく。

クロスや床色などの詳細部分も『自分はこうしたい』という設計士としての最善解を伝えておけば、1、2個変更点は受けるでしょうが、1つずつ決めていくよりもはるかに早く、建設的な打ち合わせができるのではないでしょうか。

もちろんセンスを磨くことが大切ですが、お施主さんも提案をどんどんしてくれる設計士の方が嬉しいと思います。

コストはめっちゃシビアに把握しておく

これも当たり前といえば当たり前ですが、なかなか出来ていないので反省の意味も込めて書きます。

家づくりとコストは切っても切り離せない両輪です。
プランは気に入ったが、コストバランスが悪くて振り出しに戻る。。というのがお互いに最もキツいところ。

よって、よく使うものは金額をリスト化しておくなど、コストに関してはかなりシビアに把握するのが良いと思います。
さらに加えて、【明確な数字】を意識します。

僕の感覚ですが、ハウスメーカー側が『約10〜15万です』と説明すれば、
業者側は15万円くらいの感覚、お施主さんは10万くらいの感覚が記憶として残るような気がしてます。

このような小さな金額の認識のズレも、あとあと調整を余儀なくされる遠因にもなってしまいます。

おすけ
「金額は正確に」ですね。

決めない打ち合わせ

これは社内でもとても優秀な方が言っていた言葉です。
僕はこの言葉に衝撃を受けました。すぐにメモしました。笑

【お施主さんに、できる限りスピーディに決めてもらう打ち合わせ方法】を聞いているのにとんだ変化球が来たのでためらいましたが、あとあと理解できました。

要するに、施主様に「お任せ」と言ってもらえる関係作りに注力するということです

これは本当に本質を突いていると思います。

ひとつずつ決めていく打ち合わせは、どんどん細かい部分まで確認していくことになります。
これでは終わりがないし、結果として打ち合わせとの整合を確認する手間も増えていきます。

そして何より打ち合わせがつまらない。。
作業というか、味気ない打ち合わせになってしまいます。

だから細かい部分はお施主さんとは決めない。
設計士として自分がある程度決めてしまうということです。

僕は、家づくりとは「打ち合わせ」も含めた一種のエンターテイメント商品でもあると思っています。

経験的にも、
精度高く打ち合わせした時よりも、楽しく会話をして決めたほうが満足度が高い傾向があるように思います。

お施主さんの要望が違う場合にはこちらの記事を参考にして下さい。

【登場人物】が多い案件に対するアプローチ

まとめ

今回はツールの紹介ではなく、もう少しマインド的な部分でまとめてみました。

打ち合わせをスムーズに進めるというと、できる限り意思決定を早くしてもらうようなテクニックだと思っていましたが、少し違った視点から物事を見れたような気がしました。

悩んだときはやっぱり賢い人に聞くが一番ですね。笑
というわけで、打ち合わせ回数を減らす方法の紹介でした。

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