【設計士向け】設計打ち合わせを少なくするには?

ハウスメーカー設計の週末

ハウスメーカー設計の土日は多忙です。土日は打ち合わせで1日の大半を過ごします。
だいたい両日 2、3件ずつ打ち合わせが入ります。。
打ち合わせのタイムスケジュールは、ざっと
①10:00〜12:30 ②13:30〜15:30 ③16:30〜18:30といった感じ。
本当に忙しくなるとさらに19:00くらいからもう1件打ち合わせが入ったりします。

これは完全に個人差によるところが大きいと思いますが、僕は打ち合わせがあまり好きじゃないです。というか結構嫌いです。笑
施主様がどんな良い方であれ、打ち合わせが多いと肉体的・精神的にかなり疲れます。多分「人疲れ」で、その疲れ具合が周りの人よりも抜きん出ているような気がしています。笑

そんな特性があるにも関わらず、僕は段取りが悪い。。笑
結果として打ち合わせの回数が多くなる。
すると打ち合わせの日程が詰まりすぎて、詰む。。といった状況です。
なかなか仕事は難しいものですね。

打ち合わせ回数を減らすには?

そこで僕は考えました。

設計打ち合わせの回数を減らすにはどうしたら良いのか?

住宅設計というのは施主様の悩みにとことん付き合う仕事と言っても良いかも知れません。 そのくらい施主様にとって夢のマイホームを考えることは一大事ですよね。
ですが、どれだけ打ち合わせを重ねても悩みを完全に消すことは不可能ですし、仕事上リミットもあります。さらに住宅は決める項目が山のようにあるので、全てじっくり悩まれては家づくりが進んで行きません。

打ち合わせの回数を減らして、なおかつ施主様の満足度も上げる方法を考えました。いえ、考えても分からなかったので、仕事ができる同期や先輩に聞いて回りました。笑

そう、繰り返しになりますが、僕は打ち合わせがまぁまぁ嫌いなんです。笑
不幸な時間は少ない方が良いですよね。
そこで聞いたこと&自分で考えたことをを紹介します。
これは仕事ができる人にとっては当たり前すぎる話ですが、僕のように悩んでいる人に向けて書きましたのでお許しください。

圧倒的な提案スタイル

この悩みにぶつかっていた時にふと思いました。建築家も同じように施主様の要望を受け、住宅設計をしているはずなのになぜ自分の作風が保たれるのかという疑問です。

もちろん建築家の作風に惚れて設計依頼をしているので 、ある程度は作風を押し出すことはできるのでしょうが、それを差し引いても僕には理解ができませんでした。
そこで思ったのが、建築家には必ず提案があるということです。もちろん僕は設計事務所で働いたことがないので憶測ではありますが、意外と的を得ているんじゃないかと思うわけです。

僕は漠然と「何か気になることはありますか?」という感じで、打ち合わせをスタートしていました。
そう聞かれた施主様は、そこで何かひねり出そうとします。そうすると、大きな計画から(ゾーニングや配置、外構など)小さな詳細(窓枠などの詳細納まり)や悩みまで、なんとも方向性のない話になってしまい無駄に時間がかかってしまいます。
簡単に言うと、施主様を迷わせるような言葉なんです。

だからプランに対する不満の有無に関わらずガンガン提案してしまうのが良いのではないかと。
打ち合わせ前からもうすでに自分の中では最善解を決めておく。 そうすると具体的な案に対するディスカッションが始まるので、方向性が決まりやすく代替案も比較的早めに見つかります。
クロスや床色などの詳細部分も自分はこうしたいという設計士としての最善解を伝えておけば、1、2個変更点は受けるでしょうが、1つずつ決めていくよりもはるかに早く、建設的な打ち合わせができるのではないでしょうか。

もちろんセンスを磨くことが大切ですが、この辺りは自分が好きな分野なのだからさほど苦はないでしょう。

コストはめっちゃシビアに把握しておく

これも当たり前といえば当たり前ですが、なかなか出来ていないので反省の意味も込めて書きます。
住宅は部材設定が多い事(多いというか一般建築材などはもはや無限です。)が一番の悩みの原因だったりします。家づくりとコストは切っても切り離せない関係です。
プランは気に入ったが、コストバランスが悪くて振り出しに戻るなんてことが一番キツいですよね。笑

自分がよく使うものは金額をリスト化しておくなどコストに関してはかなりシビアに把握するのが良いと思います。結果として、大きな方向転換が不要になり、打ち合わせ回数が減ることになります。

往々にして我々業者側が約10〜15万と説明すれば、業者側は15万円くらいの感覚、施主様は10万くらいの感覚が記憶として残るような気がしてます。
このような小さな金額の認識のズレも後々調整を余儀なくされる遠因にもなってしまいます。
「金額は正確に」ですね。

ちなみに建設業界の多くがどんぶり勘定なので、多少の金額のブレはその中で吸収できるのですが、ハウスメーカーの見積もりは詳細見積もりが出ますので説明よりも金額が上がる話はしづらいんです。

決めない打ち合わせ

この言葉には衝撃を受けました。すぐにメモしました。笑
社内でもとても優秀な方が言っていた言葉です。

「施主様にできる限りスピーディに決めてもらうための打ち合わせ方法」を聞いているのにとんだ変化球が来たのでためらいました。
最初は意味がわかりませんでしたが、あとあと理解できました。

要するに、施主様に「お任せ」と言ってもらえる関係作りに注力するということです

これは本当に本質を突いていると思います。ひとつひとつ丁寧に決めていく打ち合わせは、どんどん細かい部分まで確認していくことになります。
これでは終わりがないですし、結果として打ち合わせとの整合を確認する手間も増えていきます。

何より打ち合わせがつまらない。。何とも作業というか、味気ない打ち合わせになってしまいます。だから施主様とは決めない。
①にも通じますが設計士として自分がある程度決めてしまうということです。

打ち合わせは、内容以上に「面白い打ち合わせだと思ってもらえたか」という一種のエンターテイメント的要素もあるような気がしています。経験的にも精度高く打ち合わせした時よりも、楽しく会話していた打ち合わせのほうが家づくりの満足度が高い傾向があるように思います。

まとめ

ツールの紹介ではなく、もう少しマインド的な部分でまとめてみました。もしかしたら、期待外れの記事になってしまったかも知れません。
ですが、ポートフォリオや写真の作成など 、この辺りは誰もがやっていること。
打ち合わせをスムーズに進めるというと、できる限り意思決定を早くしてもらうようなテクニックだと思っていましたが、少し違った視点から物事を見れたような気がしました。

悩んだときはやっぱり賢い人に聞くのが一番ですね。笑
というわけで、打ち合わせ回数を減らす方法の紹介でした。

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