僕は2017年 27歳の時に一級建築士に合格しました。
今回は【僕が一級建築士に受かった時の習慣】を紹介してみようと思います。
僕は一級建築士に合格するのに3年かかりました。(学科1回、製図3回受験)
今思えばその3年間は本当にツライ日々でしたね。。
仕事もまともにできないから、会社から全然帰れないのに勉強もしないといけない。。
正直かなり追い込まれました。
精神的にも身体的にもかなりキツかったのを今でも覚えています。
そんな不合格も合格も経験した僕だからこそ、今一級建築士の試験を頑張っている人に少しでも伝えられることがあるんじゃないかと思います。
一級建築士試験は難しくない
いきなりですが、一級建築士は難関と言われていますが、とんでもなく難しいわけじゃないと思ってます。
もちろん勉強は必要ですが、それでも何年も落ち続けるような難易度ではないと思っています。。
というのも一級建築士試験は、勉強が難しいというより勉強時間を確保することが難しいっていう感じです。
建築士試験は【頭の良さでなく自分を律する能力を測る試験】だと思います。
なぜなら建築業界は、程度の差はあれど多くの場合、
業務時間は長いし、
電話は多いし、
お施主様からのクレームやら仕様変更やらで自分の時間軸で働きにくいという側面があるからです。
一級建築士は125点満点92.3点が毎年ボーダーラインです。
そう聞くと70%以上正解しないといけないと思ってしまいますが、実は一般的な建築知識を持っている人ならほぼノー勉でも60〜80点くらいはとれるんです。
試験に落ちる人も結構このボーダーライン周辺で落ちている人が多いです。
要するに、ボーダー前後にかなりの密度の人がいるということです。
つまり、その差が出る1点2点を取るために勉強するような感じ。
だからきちんと勉強時間を確保して、真剣に取り組めば一級建築士は必ず合格できます。
今はめっちゃチャンスです。
僕が受かった時は四大を卒業してから2年間の実務経験が必要でした。
今は実務経験の規定は必要なくなったみたいです。
だからこそ、今後一級建築士を受ける人はチャンスだと思っています。
なぜなら学生時代に勉強しておけば、 大学卒業後そのまま一級建築士の試験に臨めるからです。
これは大きなアドバンテージです。
僕の周りでもなかなか合格できない人がいます。
みんな、○○資格学院とは○○学院とかに社会人一年目で申し込みするのですが、下記の理由からポツリポツリと学校に来なくなる人が出てくるんですね。笑
・結婚式の準備で忙しい
・子供ができた
・仕事が一段落したら
中には会社から圧力をかけられるから、 毎年授業料だけ払って学校には行かないという猛者もいます。笑
そしてその人たちは結婚式が終わった後も、子供が保育園行くようなった後も大体もう一度通学することはないですね。
諦めちゃうというか、勉強がハードなことを知っているから気が乗らないんでしょう。。
所定のイベントが終わったとしても
家族との時間も必要になるでしょうし、
社会人として生活スタイルも確立され始めているでしょうから、
学校に通うという新しい習慣を取り入れるのはなかなか難しいはず。。
ですが、厳しい言い方をすれば、
社会人ともなれば、自分だけの時間が取れて、100%集中できる環境なんて一生来ないということを自覚するべきだと思います。
そもそも結婚式や子育ては自分で選んだライフステージなんですから、それを言い分けになんてできないハズです。
自分に言い訳を作らないということも合格には必要なマインドではないでしょうか。
1日3時間 勉強時間を 確保する【1日3分割法】
僕は一級建築士の勉強の時は1日3時間の勉強時間を確保していました。
その時はまだまだ仕事はハードで定時に帰れることなんてなかったですが、それでも時間を作りました。
実はこのブログも同様の方法で時間を確保しています。
それは 「1日3分割」
わざわざ命名をしているので、確立された勉強法なのかと思われた方はごめんなさい。。
ただ単に、1日のうち朝・昼・晩で1時間ずつ勉強時間を確保するという内容です。
ノウハウじゃなくて申し訳ないです。笑
朝・晩の勉強は家ですので、まぁ特に説明は不要でしょう。。
昼はどうしていたかというと、
まず12時になったら昼飯を会社でサクッと食う。
その後打ち合わせブースを借りて1時間勉強していました。
自分の机でやっていると会社の人から話しかけられるので、オススメしません。
会社のオジ様方は勉強している人に、ちょっかいをかけることが大好きです。
家は会社の近くに借りていたので、たまに昼に家に帰って勉強していました。
そのくらい勉強する時間を生活の中に組み込みました。
ご飯は弁当を作っていくか、コンビニで買います。
僕はそれまではいつもランチに外へ出ていましたが、 本格的に勉強をすると決めた時から先輩・上司からのランチのお誘いはすべて断りました。
当時はまだ僕も独身でしたので、弁当と言っても塩おにぎり2個みたいな感じです。笑
軽く周りの人に馬鹿にされましたが、気にしないようにしていました。
自分のできる限りのことを全てやる。
そこには容赦なしです。
やはり目的のためには格好をつけていてはダメですね。。
僕には仕事から帰って2~3時間勉強するほどのメンテリティはありませんでした。
だから、とにかく勉強時間を分散させることを考えていました。
そしたら仕事でクタクタになったとしても飯食いながら1時間なら頑張れます。
勉強法はたくさんありますが、まずは勉強ができる時間を確保すること。
ここがやっとスタート地点です。
まとめ
勉強法ではなく、 まずはマインドの話になってしまいましたが、非常に大切な部分です。
社会人になると言い訳がいくらでも考えられます。
僕の周りでも言い訳でずっと資格を取得できない人がたくさんいます。
やらない言い訳を考えるくらいなら、いっそ一級建築士を取得しないと心に決めたほうがよっぽど男らしいです。(女性もいると思いますが笑)
ちょっとあおり気味の書き方になってしまいましたが、建築業界に属している人間としては、一級建築士を取らないと何とも気持ちの悪い日々を過ごすことになります。
名刺出すのもちょっと嫌だし。笑
勘違いしてはいけないのが一級建築士の資格はただのスタートラインです。
言ってしまえば仕事のできる範囲を示すものですからね。
だから皆さんには早めに取得してしまって、本当に自分の好きな時間にあててほしいと思います。
一級建築士の勉強はぶっちゃけ無駄です。笑
一切実務に活きてこないと認識して良いと思います。
僕は勉強していた時間を大好きな読書の時間にあてています。
ぜひこの記事を見ている人にも、一発で合格してほしいと願っています。
試験勉強を始める前にやっておくと良いことを経験を元に記事にしました。
良ければ参考にしてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回。