こんにちは。
去年僕は散々設計ミスを繰り返しまして。。笑
・スイッチの位置が気に入らない
・書斎にカギを付けてほしかった
・ガス栓が欲しかったのに。。
などなど
当然配線や内部の打ち合わせはしているのですが、
お施主さんからしたら
みたいな。。
で、僕は
みたいな。。
とんでもなくサムい空気を幾度となく味わいました。
とは言え、それはつまるところ【設計者の配慮不足】。
去年は自分の力不足で結構悩みまして。。
今回はその時に考えた対策について説明していきたいと思います。
今年こそは設計ミスを少なくしていきたい!!
何を隠そう設計ミスをするとテンションが下がって、副業はおろかプライベートに支障をきたしまくります。笑
これは全国の設計者が同じ悩みの中で生きているのではないかと思っています。
それでは早速行ってみましょう!!
まずは聞き取り不足
そもそも生活は人それぞれ。
いくら設計者とは言え、ぶっちゃけお施主さんの生活スタイルまでは熟知していないです。
よって思い違いがあるのは当然ですよね。
例えば僕の場合で言えば、
・テレビはリビングでしか見ない
・ガスコンロでしか生活したことない
・実家にも床暖房がある
などなど。
これらはほんの一例で、知らず知らず僕が【当たり前】だと思っていることはたくさんあります。
これは各ご家庭・各個人でそれぞれあると思います。
しかもこのような【当たり前】は当たり前だと思っている時点で設計打ち合わせの時にわざわざ教えてくれません。
だから設計者として「言ってもらわないと分かるワケがない」という主張をいくらしたところで、この手の問題がなくなることはないんですよね。。
言わば、お施主さんと僕が出会った初回打ち合わせが一番そのズレが大きいワケです。
そのズレを修正する作業こそが打ち合わせとも言えます。
その家に住む
これらお施主さんから頂く指摘は、正直心の中で
「確かに、そうだよね。。」と納得してしまうことが多いです。
この手の問題はなぜ起きるのか?
どうしたら防げるのか?
をめちゃくちゃ考えた時に思ったのが、
【設計者の僕が設計した家に住んでいないな】という事。
それは実際に住むのではなく、【住んだ時の具体的なイメージをしてなさすぎる】という事です。
例えば、
・会社員のお施主さんが、家に帰ってきてまずこのスイッチを付けて明かりをつけて、
・そこからソファでダラっとして、スマホの充電をここでして、
・寝るときはちょっとベットで本を読んで、その時にこの照明を調光して雰囲気変えて、、
など上記のような細かな生活をイメージして使いにくいとか、これ必要じゃないかなどをどんどん想像していきます。
すると、お施主さんから指摘を受けるような項目は減るんじゃないかなと言うのが僕の考察です。
まぁまだ検証段階なのでこれからじっくり効果を確認していこうと思いますが、
これらを打合せ前にしておくと、打合せの細かい聞き取りもできるようになって行くと思います。
すると、細かい配慮ができた設計ができますし、お施主さんからの満足度も上がるのではないかと。。
ベテラン設計は上記のことが無意識に出来ているように感じます。
ストックを持つ
ぶっちゃけ上記のことを意識していても、たぶん今年もミスは起きるんじゃないかと思います。笑
基本的にはミスと言うのは自分の既知の部分では起きません。
大体自分でしっかり考えて作った詳細図は納まりますが、意外なところで全く納まらなかったりします。笑
自分では意識もしていなかった、完全にスルーしていたポイントで問題は起きてしまいます。
よって、ここは半分諦めて、失敗をストックするようにしています。
具体的に言えば、僕は今まで設計ミスをしたポイントをエバーノートにまとめています。
大きなミスに繋がらなくても、時間を取られた事なども同様にメモしていきます。
書き留める内容は今のところ2点
・○○は○○になっていないか?という具体的な問いかけ
・ミスした邸名
これらをすると、具体的なチェックリストとして機能します。
そして、邸名を書くとお施主さんから言われたお叱りの言葉や、大変だった記憶が思い出されます。
僕は基本ネガティブを原動力に仕事をしていますので、このようなチェックリストにしています。
今後もミスをする度にこのチェックリストは増えていくことになります。
会社のチェックリストもあるですが、自分の体験や感情とあまりリンクしないので効果が薄いように感じてます。
まとめ
僕が起こしてきた設計ミスと対策についてまとめました。
最後に少し思うことを書いて終わりたいと思います。
この仕事をしていると、設計ミスが原因でお施主さんからのお叱りを受け、なかには関係が改善しないまま引き渡しをしてしまった物件もあります。
その状態が何よりも設計者として何よりツライところです。
先日このようなツイートをした時がまさにその最中に居ました。笑
その時は、ミスを自分のチェックリストにまとめ、何が何でも自分の糧にしようと思っています。
思い出したくない気持ちにもなりますが、未熟な自分に設計を任せてもらえたことに感謝して、二度と同じミスをしないよう努めます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回!!