【現役一級建築士が語る失敗しない家づくり】残念な家になっちゃう人の特徴3選

こんにちは。おにまめです。

今回は【残念なお家になっちゃうお施主さんの特徴】について解説していきたいと思います‼︎

普段仕事をしていると、

おにまめ
ほんと良い家になったなぁ〜

と思う物件と

おにまめ
要望には答えたけど、なんかビミョー

と思う物件があります。

僕たちも精一杯提案しますが、最終的にはお施主さんの家。
僕たちでコントロールできないことも結構多いのです。

これから家を建てる方はぜひ見て下さいね。

それでは行きますぞー‼︎

広告

あらゆるパターンを検討しちゃう人

あらゆるパターンの生活を想定して、かつ全てのパターンに対応した家を目指している方です。
【完璧な家】を目指している方と言っても良いかも知れません。

例えば、
・子どもが小さい時は目が行き届くように
・小学生くらいになったら、帰ってきたのが分かるように
・だけど年頃になったら、プライバシーは守られるように
・そして奥さんを連れてきたら、奥さんも住めるように
こんな感じです。

要望はとっても共感できるシンプルなモノですが、全てを満たそうとすると、提示できる間取りはかなり制限されてしまいます。

色んなパターンを想定して、どのパターンでも成り立つ間取りを目指すと、家づくりの根幹である【コンセプト】がブレてしまいます。

お施主さん
住宅には「コンセプト」なんて必要ある!?
個人の住宅でそんなこと考えて家づくりなんてしてないよ!!

そんな声もあるでしょう。。

ですが戸建て住宅にも【コンセプト】はとても重要です。
【一番大事にしたいポイント】と言い換えても良いかも知れません。

家づくりには様々な制限があるものです。

それゆえに、家づくりとは【優先順位を厳しく決めていく作業】とも言えます。

いろんなパターンを考えてしまう人は非常に賢い方である反面、【自分たちにとって家づくりで何が最重要なのか】が明確に分かっていない表れでもあります。

あれもこれも盛り込んで、結果的に何がしたかったのか分からないお家になってしまうというワケです。

想定をすることは重要ですが、その中でも取捨選択をしないと良い家にならないですね。

自分の嫌いなものがわかっていない人

家づくりでは楽しいイベントですが、【仕様を決める】【選択する】という行為はなかなか大変です。

ほどんどの方が家づくりは初めてですよね。
家づくりは一品生産ですから、実はお施主さんも設計士側も初めてのことでいっぱいなんです。

やったことがない組み合わせがたくさんあるんです。

何が言いたいかと言うと、
家づくりが【答えがないものを決めていく】という行為である以上、結局本人の価値観で決めるしかないという話です。

方向性を決めるうえでは、好きなものはなく、【嫌いなもの】は明確にしておく必要があります。

【好きなもの】は答えをひとつに決めるのに役立ちますが、
【嫌いなもの】は方向性を決めるのに役立ちます。

消去法は、後ろ向きでネガティブな印象もあるかも知れませんが、お施主さんはみんな自分の作りたい家をありありと想像できているワケではありません。。

だから僕は、

おにまめ
『嫌いなものを明確にしてください』

とお伝えしています。

設計士の立場としても、何が嫌いなのかを伝えてもらえる方が提案しやすいのです。

自分で間取りをアレンジする人

最後は、設計士が作ったプランを自分でアレンジ(付け足し)しちゃう人です。

アレンジそのものが悪いと言っているワケではありません。
ましてや、設計士が作ったプランに口を出すなと言いたいワケでも毛頭ありません。

だけどプランをお施主さん自らアレンジしてきた間取りで

おにまめ
おお!この間取りまじイカすぜ!

ってのはあまり見たことがありません。。

大体プランがごちゃごちゃになって返ってきます。

極端な言い回しですが、自分のやりたい事を100%叶えられる間取りなんて無いんです。
自分の要望をすべて盛り込んだ家は、どこか窮屈に感じてしまいます。

足し算ではなく引き算がカギ

割り切った潔いプランが僕個人的には良い家だと思っています。

まとめ

さて今回は、残念な家になってしまうお施主さんの特徴について解説してみました。

以下関連記事です。
家相についてディスった時の記事です。笑

最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回!!

最新情報をチェックしよう!
広告