こんにちは。おにまめです。
今回は、【最近変えたエアコンの設計手法】について解説していきます。
この仕事をしていると、少し前まで全然何の気なしにやっていたことが、あとからあまり良いやり方じゃなかったな~なんてことが多くあります。
これらを日々発見し改善していくことも設計士の大事な仕事。
今回は、最近僕が設計手法を変えているエアコンの設置位置についてです。
日々学びやな。
それでは早速いってみましょう~!!
家のリビングエアコンから水がポタポタ
先日、我が家のリビングエアコンから、水がポタポタ垂れてきました。
最初こそびっくりしますが、これは割と起こる現象でして、まぁ簡単に言いますとドレンが詰まっているんですね。
で、ドレン水がうまく排水されずに室内側に出てきてしまうという状態です。
対応策はユーチューブで調べまして、ドレンのつまりをなくすために、掃除機で吸ってあげれば案外簡単に対処できるんですが、このポタポタ落ちる水の量が想像以上に多いんですよね。
我が家にも4歳の子どもがいますが、ちょうど4歳児がおしっこを漏らした一回分くらいは床がびしょ濡れになります。笑
最近の夏の気温上昇によってエアコンをつけっぱなしにするケースが多くなってきて、実際にハウスメーカーで働いていても、頻度高くお客さんから受ける相談なんですよね。
自分の家でも起きたと同時に、相談を受けることが多くなってきて、
『これはいよいよ考えを改めないとな〜』
と思った次第でございます。
ドレンの詰まりは、結構起きる
先日エアコン業者と話していた時、ドレンの詰まりやすさについて教えてもらいました。
プロ曰く!!
『ドレン圧力ゼロの排水だからね~、経路が長けりゃ詰まるよ』
とのこと。
どういう意味かと言うと、トイレや手洗いなどの排水は重力+水圧によって排水されていきますが、エアコンドレンはそのプラスになる圧力がまったくない状態です。
つまり、あのニュートンが見つけた重力のみで排水がされています。
そんな中、ドレンを長く横引きして排水勾配がほとんど取れていない場合、フィルターについたほこりなどで簡単に詰まってしまうそうなのです。
当然そのホコリを圧力で外に排出する力もありません。
よって、
ホコリが溜まりドレンが詰まる→ドレン水が排出されない→室内側に水が流れてきちゃうってことになります。
冷蔵庫上・寝室枕元にするときの注意点
ここで僕が改めたのが以下の2箇所
【冷蔵庫上】と【寝室の枕元】です。
どちらもドレンの詰まりによって、室内側に水が垂れて来てしまった場合、問題になる場所です。
冷蔵庫上は昔記事にしたことがあるのですが、冷蔵庫の上に垂壁を落としてエアコンを設置していました。
これは今は極力控えています。
とはいえ、どうしてもエアコンを設置できない間取りというのもあります。
そのときは、潔く【床置きエアコン】や、【壁ビルトイン】を検討しましょう。
正直エアコン置き場で悩んでいる人の中には、床置きや壁ビルトインの選択肢がない人が大多数です。
住宅展示場を是非見に行ってみてください。
必ずと言って良いほど、床置きエアコンや壁ビルトインエアコンで設計されています。
どうしても冷蔵庫上しかないときは以下の記事を参考にしてみてください。
また寝室の枕元も避けています。
なぜなら寝ているときに上から水が垂れてくるからです。
リアル寝耳に水。
びっくりして飛び起きます。
単純に直風を避けるという意味でも、枕元は避けたほうが良いでしょう~!
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
日々勉強していると、世の中の情勢や機能のアップデートで設計手法が大きく変わっていきますね。
今回は単純な僕の知識不足でしたけれど、今後もこんな感じで知識を日々更新していきたいと思います。
以下関連記事です。
それではまた次回!!