はじめに
こんにちは。おにまめです。
今回は、普段から僕がやっている【日々の仕事記録】について解説したいと思います。
僕は昔から記録を大事にしています。
入社当時から手帳とは別にノートを持ち歩き、日々思ったことを記録していました。
最近はもっぱらデジタルの記録になりましたが、その習慣は続いています。
いきなりですが、【家が完成したときの充実感】は、住宅設計の醍醐味です。
いつしか僕が住宅設計を続けているのは、この充実感を味わうためだと思えるようになりました。
そして仕事を続けるうちに
・お施主さんの要望に応えて
・想像→現実での多くの問題をクリアにし
・満足度を最大化して引渡しする
このゲーム性を楽しいと思えるようになってきました。
そんな仕事記録について詳しく説明していきます!!
日々の仕事記録
充実感を味わうため
住宅設計者にとって、引渡しはわかりやすい仕事の完了日ですよね。
僕らはこの日に
『仕事をやり切ったぞ〜』
という達成感を味わいます。
ここでの充実感を求めて(と言うか、これを燃料に)仕事をがんばっているので、僕はこの充実感は大袈裟なくらい噛み締めた方が良いと思うのです。
日記をつける意味は、あとから見返して楽しむためもの。
要するに、未来の自分のための娯楽です。
やや自作自演な面もありますが、僕は自分をモチベートすることも大事な仕事だと思っていて、引渡しの時にこの仕事記録を読み返して、達成感にどっぷり浸ります。笑
これぞ仕事のウイニングラン!
すごく大変だった物件ほど
「大変だったな〜、よしまた頑張ろう!」
って思えるので、不思議です。
一度やってみて下さい。
今後の仕事をスムーズに進めるための糧として
冒頭伝えた通り、仕事は【困難な条件を攻略するゲーム】です。
この攻略した過程を、記録に残しておくと邸ごとの問題攻略のダイジェストが出来上がります。
言わば、仕事の【攻略本】です。
例えば
・プラン打ち合わせに時間がかかっていたり、
・確認申請でスムーズに行かなかったり、
大ごとにはならなかった仕事上の、【小さなつまづき】も見つけられます。
物件を引き渡して、ダイジェストを見るとどのように仕事を進めたかが、あとから驚くほど俯瞰して見れるのです。
そしてこの小さなつまずきを少しずつ改良していくことが、仕事の前進・自分のスキルアップにつながると思っています。
さらには、僕は邸ごとに【ミスした記録】もしています。
住宅設計とは、できた物件の完成度を眺めて、自分で反省して次に活かしていく、、
その繰り返しだと思います。
仕事記録は、そのための材料になります。
実験のテーマを考える
仕事は漠然とやっていてもあまり楽しくありません。
課題を見つけ、それをクリアしていくことが楽しいのです。
最近強く思うのが、仕事を【実験】だと考えるとあまり苦にならないと言うこと。
こちらの本では、それを科学者マインドと定義しています。
仕事でパーフェクト求めると途端に難易度が上がり、逃げ道がふさがるような感覚になります。
逆に実験だと考えれば失敗しても、ポジティブに考えられます。
これは実験失敗だったな。
こんくらいで思えば気持ちも楽です。
そして仕事では、【テーマを考える】と良いと思います。
ハウスメーカーで仕事をしていると、どうしても規格化された建物を手がけることが多くなります。
もちろん設計者の手腕を、大いに問われる物件もありますが、まずはいわゆる普通の家に携わります。
そうすると似たような仕事しているような感覚に陥ってしまい、モチベーションが上がらなくなってしまいますよね。
しかし似たテイストの家でも、物件ごとのテーマはそれぞれ違います。
例えば、
・この物件は着工までの期間を短くすることが第一目標。
・この物件は、とことんお施主さんに寄り添うことが重要!
といった、それぞれの物件で抱えている問題は違うのです。
そこで先程の仕事記録から、かつての失敗を参考に【テーマ】を考えます。
これをクリアにしていくことを第一目標(合格点)として仕事を進めていきます。
仕事の第一目標が定まると、方向性が決めやすく、仕事をスムーズに進めやすくなります。
まとめ
仕事記録をしていると、単純に自分のスピードアップが可視化されますので、若手設計士にはぜひお勧めしたいと思います。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回!!