こんにちは。
今回はハウスメーカー設計の給料事情についてです。
ハウスメーカー設計に興味があって、これから就活をする方や転職を考えている方には参考になるんじゃないでしょうか。
現在、僕が大手ハウスメーカーで設計として働いてちょうど8年目です。
この記事を書いている時点では29歳。
ギリギリ20代で大きな節目ですので、ハウスメーカー設計の給料についてまとめていきたいと思います。
それでは行ってみましょう!!
給与水準は高い方
まずは、年収表をざっとまとめました。
ちなみに僕は地方で働いていますので、家賃補助等の金額も含まれていません。
ハウスメーカーでも契約を多くとれる人が優遇されたり、メーカーによっても年収は様々なので一例として参考にして貰えたらと思います。
僕が就職活動をしていた時で、ハウスメーカーの平均給与は【700万円】と言われていましたが、総合職はもう少しもらっているかなというのが実感です。
1年目 | 2012年 | ¥2,636,949 | ほとんど研修 |
2年目 | 2013年 | ¥5,298,680 | |
3年目 | 2014年 | ¥5,631,492 | |
4年目 | 2015年 | ¥5,744,170 | この年まで残業60~80時間 |
5年目 | 2016年 | ¥5,939,770 | |
6年目 | 2017年 | ¥6,699,436 | 一級建築士合格 祝い金 |
7年目 | 2018年 | ¥6,798,166 | 昇格 |
8年目 | 2019年 | ¥6934,030 |
ざっとこんな感じです。
振り返ってみると、2年目から500万円の年収です。
日本の平均給与が2018年時点で441万円 として発表されていますので、平均よりも高い水準です。
2017年度は2016年に一級建築士に合格したお祝い金がありまして、額面上の給与は増えていますが、ぶっちゃけ瞬間風速です。
ちなみに一級建築士取得によるベースアップはあまりなくて、2500円程度だったと記憶しています。
2018年度はすこし昇格しましたので、だいたい50万円弱増えました。
残業は毎月40時間くらいで、ほぼ固定での数字です。
2015年当たりまでは月60~80時間を推移していましたが、2021年現在では月45~60時間くらいのイメージです。
残業減による給与の減少もあまり影響はなかったです。
働く時間が減って給料もさほど下がっていないことになりますので、そこは会社に感謝でございます。
残業制+ちょっと歩合制
さて、少し説明しましたが基本的に設計者は【残業制】で給与を頂いています。
ですから、営業マンのように【歩合制】ではないので、契約棟数によって給与がぶれるものではありません。
この辺りは好き嫌いもあるかと思いますが、堅実に資産形成をしたい人にはおすすめの職種です。
住宅業界での営業マンは20代で1000万円を超えるような人が居る一方、売れない人は基本給程度の給与にとどまってしまう人も居ます。
だからガッツリ稼ぎたい人なら、ハウスメーカー設計ではなく営業として入社する方が良いと思います。
営業に比べると歩合の比率が低いですが、ハウスメーカーは営業が花形となる業界ですので、ハウスメーカーの特徴かと思います。
ハウスメーカーによっては、設計職でも歩合制になる会社もあるようですので、調べてみて下さい。
また、微々たるものですが【歩合制】の部分もあります。
担当設計の提案が契約に至る決め手になった場合は、ちょこっとだけ給料上乗せされます。
一棟で数千円から一万くらいです。
最近では、優秀な設計者が営業マンに社内転職している事例もありますね。
まとめ
かなりリアルなハウスメーカー設計の給与面について書いてみました。
参考にして頂けたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。