ハウスメーカー設計の働き方 【勝手にQ&A】

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はじめに

こんにちは。おにまめです。

ハウスメーカーには毎年多くの設計社員が入社します。

僕は紆余曲折あってハウスメーカーに入社した立場ですが、ハウスメーカー設計というのは就活生にはとても人気があるんですよね。


以前、ある著名な建築家が講演会の中で

巨匠

「優秀な人材がゼネコンや組織設計事務所、ハウスメーカーなどに就職してしまってアトリエ系事務所に入ることが少なくなってきた」

とおっしゃっていました。
僕の周りのアトリエ系に勤めている人も居ますが、働き方には大きな違いがありそうです。

さて、僕がこの立場にいると良く質問を受けます。
・大学の後輩だったり、
・親経由で近所の就職控えている息子さんだったり、
・インターン生だったり、


何度か質問を受けるたびに

おにまめ

よく受ける質問似てるな~

っと思うようになりました

みんな同じようなことが不安なんだろうと思います。

ですから今回は、
僕が勝手にハウスメーカー設計を代表して【勝手にQ&A 】を作ってしまおうと思います。
なお、ハウスメーカーは大小たくさんありますから、僕の会社ではってカンジで読んでもらえると幸いです。
さて、前置きが長くなりました!!
それでは早速行ってみましょう〜!!

Q&A

同時並行でどのくらいの数の物件を担当するの?

契約後のお客様で大体7~8件くらい。
契約前・着工中も合わせると15~18件くらいです。

この質問が一番多いですね!

おにまめ

皆さん「忙しさ」とか「施主に対する関わり度」が気にるのかと。

正直言うと、
これだけの物件を同時にこなすと、一物件当たりに割ける時間は必ずしも多いとは言えません。

全ての打ち合わせに参加することも難しいです。

営業と設計とインテリアコーディネーターが、連携しながら打ち合わせを進めていく感じ。
逆に僕たちハウスメーカー設計は【効率的な打ち合わせのスキル】を磨きます。
こちらの記事でまとめていますので、良かったら、覗いてみて下さい。

打ち合わせ期間はどのくらい?

大体契約から最終決定まで2か月半~3か月くらいです。

良いも悪くも、スピード感があるのがハウスメーカーの特徴です。
なので、お客さん次第ではありますが大体はこのくらいのスパンで打ち合わせしてます。

おにまめ

もちろん1年以上ガッツリ打ち合わせすることもありますよ。

一般建築とは違いハウスメーカーでは【設計契約】と【請負契約】を同時に行います。
つまりメーカー選定(設計契約)と同時に工期(請負契約)が決定します。

おにまめ

あとはその工程を守るべく、ひたすら走るのみ!!笑

どんな人が設計に向いている?

言葉上手で、コミュニケーションがとれて、マネジメント能力が高い人

僕たち設計は営業・現場監督・コーディネーター・職人さんに指示を出す【司令塔的役割】です。

設計という仕事はお客さん・社内・職人・メーカーといったいろんな属性の立場が違う人と密なコミュニケーションを取ります。

他人と上手にコミュニケーションが取れないと、全く仕事が進められません。
更に僕たちの打ち合わせは、意見を出し合う打ち合わせというより、「お客さんに納得してもらうという作業を繰り返す」ような打合わせです。
言葉巧みである人はおのずと説得力も増し、打合せも短くなってイージーモードです。
あと、ここで言うコミュニケーションは【外向的である】とは別物で、

お客さんや関係業者にも大切なこと・言いにくいことをきちんと正確に伝えられるか。

というのがポイント。

建築工事は打ち合わせが細かいので、言った言わないの話は日常茶飯事ですから、耳障りの良い言葉ばかり並べる人は苦労すると思います。

おにまめ

ぶっちゃけ、こっちは物件多すぎて何言ったか覚えてない。。笑

最も大事なのは【マネジメント力・管理能力】

設計能力よりも基本的な管理能力が問われると思います。。
もちろん、社内で設計者として上を目指したければ設計力は必要ですが、同時並行的にプロジェクトが進みますので、物件をマネジメントする管理能力がとても大切です。

どのくらいの制約がある?

ぶっちゃけ、どれだけやるか次第。
覚悟があれば制限はかなり少ないと思います。

ハウスメーカーでは基本的には制約があります。

・会社としての性能を担保するため
・長期のメンテナンス性
・過去採用した物件での不具合から

などなど企業の方針があるので、仕方のないことです。

逆を言えば、社内基準範囲内で起こった問題点は、設計者ではなく会社としての問題ですので、ある意味この基準が僕たちを守ってくれています。

しかし社内規格の多いハウスメーカーでも、自社基準の最低ラインを下回らなければ【特注可能】です。
例えば、「この形状にする場合、こんな形状の部材を自社では作成できないので不可」みたいなことが多くあります。


そんな時は自分で断面考えて、特注部材を板金屋に作ってもらえれば対応できます。

おにまめ

理由を自分で考えて、性能を著しく下げてるような特注でなければ、ほとんど大丈夫ですね。

自ずと仕事のハードルも上がりますが、自分の気持ち次第でどうにでもなりますね。

何時に帰ってる?

人によりますが大体20~21時くらいにはみんな帰ります。
だけど、遅い人は0時くらい。

少し前はもう少し遅かった印象です。
現在40歳くらいの人たちの話を聞くと毎日夜中の2時3時くらいだったらしいので、職場環境は良くなりつつあると思います。(それでも遅いですが)

ぶっちゃけ必ず定時に帰る人も居るので、人によります。

一点良いところを言うと、
僕たちは一施主に対して一設計者で対応しますので打合わせの時間や日程を自分で操作できます。
どうしても早く帰りたいときはその前後で調整できるのが良いですね。。

おにまめ

ある意味個人で働いているような感じです。

まとめ

とまぁこんな感じでしょうか。

これ以上言うと、面接官に聞くことなくなるので、今日はこれくらいでやめておきます。

8年目の僕ですら聞き飽きた質問なら、面接官であれば尚更です。

逆に就活時は上記の内容と違う内容を聞けば質問をすれば、印象に残りやすいかも知れません。

それではまた次回!!

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