こんにちは。おにまめです。
今回は、【神棚が入らなくて、生まれて初めて神棚を作り直した経験談】について解説していきます。
いやはや、ハウスメーカー設計ではトラブルがつきものですが、こんな初歩的なミスを私のような13年目社員がやるだなんて上司はさぞビックリしたことでしょう!
でもこの間違いを共有することで、全国の新米設計士のトラブルを防げるのではあれば、もはや人類のために必要なミスだったと解釈しても良いでしょう〜!
社会貢献に繋がったミス!!
それでは早速いってみましょう~!!
ふわっとしたコミュニケーションが生んだ悲劇
正直に言いましょう。 今回の話は、曖昧なコミュニケーションが引き起こした完全なる人災です。笑
100%コミュニケーションミスと言っても過言ではありません!!
しかも犯人は2人います。
ではまず情報を整理しましょう!
お施主さんは70代のご夫婦で、しかも神社の神官さんという、少し特別な立場の方でした。
自宅には立派な神棚があり、それを新居にそのまま持ち込みたいという強い希望があり、神棚はこの家のシンボルとも言えるほど重要な要素。
そこで今回問題となったのが、神棚のサイズです。
神棚を作るためには正確なサイズを測らないといけませんが、お施主さんは家の中に人が入るのを嫌がっていました。
何度かお願いしても、
「家に上がられるのはちょっと…」
と断られる日々。それでも諦めず、何度もお願いして、ようやく
「今の神棚のサイズは大体これくらい」
と、ふわっと教えていただきました。
これはあくまで神棚のサイズ。
本当は社のサイズ・大きさを確認しないといけないんです。
そのふわっとした寸法を頼りに、僕も手探りでふわっと図面を起こして確認しました。笑
しかし、
「なんとかなるやろ。へへ」
という軽い気持ちもあり、お施主さんからもOKをもらったので、自信マンマンで着工へ。
ところが、家が完成していざ神棚を置こうとしたら、驚愕の事実が発覚しました。社の頭がデカすぎて、全然入らない…。(あいや〜)
図面上はぴったりだと思っていたのに、実物はまるで違う。。
この瞬間、冷や汗が一気に吹き出しました。
無念すぎる状況でしたが、それもこれも全てはふわっとしたコミュニケーションが原因です。
敷台の設置で対応
神棚が大きすぎて入らなかったという驚愕の事実を知り、急いでお施主さんと現地で立ち会いました。そこで、さらなる衝撃が待っていました。
なんと、お施主さんはそもそも「神棚が設置されるとは思っていなかった」そうなんです!笑
「何のために寸法を確認したのか?」という疑問が頭をよぎりましたが、ここでも自分のコミュニケーション不足を呪うばかりです。
お施主さんとの会話がどこかで食い違っていたことを痛感しました。
やはり、曖昧なやり取りでは誤解が生じるもんですな。
それはさておき、最終的な対策として、神棚そのものは触らず敷台を後付けすることで、なんとか社は納まりました。
これも皆さんの応援のおかげ。
似たケースだと仏壇は要注意
今回は皆さんの応援のおかげで、何とか全壊は免れましたが、神棚と同様に仏壇も要注意です。
仏壇もサイズを間違えると、大きな損失が発生する可能性がありますからね。
ていうか、この家の担当をしてくれた営業さんは、別物件で一度自分がサイズ確認間違えて、仏壇やりかえてるらしいです。(えぐいて)
『なぜその時の経験を生かしきれていないのか』は永久に謎ですが、今回の僕の問題が解決して何よりでございます。
皆さんも神棚・仏壇を扱う時は気をつけてください!
まとめ
まとめると、
神棚と仏壇は死んでも測らないとダメ!
測らないなら死んだ方がマシ!(極端)
でも本当に怖い思いをしました。
このブログを読んでいる皆さんは僕の経験を通じて、ぜひ回避していただきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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それではまた次回!!